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第23回『当たり前のことをしただけです』

2012/04/12
チームビルディング・ノート

素晴らしい行いをした人、ヒーローにインタビューをして「ただ当たり前のこと事をしただけです」と言うのを聞いたことがありませんか?それはただの謙遜であったり、格好つけようとしているだけの場合もあるかもしれませんが、雲の上の人に見えるヒーローも実は本当にただ当たり前のことをしていただけの結果ということがあります。それは個人でも、チームでも同じです。ただ自分たちが成すべき事を成した結果、ヒーローになっている人たちがいます。
無理に自分ではない誰か別人になろうとするのではなく、自分らしく、当たり前のことを貫いてヒーローになった人たちについて考えてみましょう。
 
 震災の時に、ある製薬会社の社員の方達が物流も止まっている中、患者さんに薬を届ける事を続けたそうです。患者さんたちのために簡単には成し得ない様々な困難を超えて成し遂げて行った彼等は正にヒーローでした。しかし彼らにとってはそれは何も特別なことではなく、「患者さんに薬を届ける」という彼らにとっては当たり前のことをしただけでした。
しかし、これは何が自分たちにとって当たり前なのかを正しく認識している人たちだったからできたことです。同じ様な仕事をしていても、「9時から5時まで働いて、規定を守り、上司に怒られないようにすること」が当たり前のことだと思っている人たちもいるかもしれません。当然ながらそれが当たり前の人達には緊急時にルールを破ってでも患者さんに薬を届けるということはできません。

自分ではない誰かに変身して「ヒーローになって尊敬されたい」「自分の価値を世に知らしめたい」といった動機でヒーローになりたいと思って行動しても彼らのような結果は得られません。なぜならそれは行動そのものではなく、その結果得られる対価にしか価値を置いていないからです。
上記の例のようなヒーローの行動の源泉は対価ではありません。行動そのものにあります。この例であれば「患者さんに薬を届ける」ということです。

自分以外の誰かになろうと背伸びをしたりすることは当然自分の成長に繋がることで、人や組織のキャパシティを広げます。それが行動そのものではなく、そこから得られる対価のためだとしても当然得るものはたくさんあります。何が自分たちの本質か分からなければ手当り次第ジタバタ動いてみるのも良いことだと思います。
しかし、素晴らしいチームは「自分たちは何者であるか」を理解しているものです。その理解に基づいて考え、行動することが彼らにとっての当たり前のことであり、当たり前のことを貫き通した結果、ヒーローが生まれるのです。

自分ではない誰かに変身してヒーローになろうとするのではなく、自分たちらしさを貫いて当たり前のことをしているだけでヒーローが生まれる組織が増えて行ったら素晴らしいと思いませんか?
自分たちの会社がそんな組織かと言えばまだまだだと思います。それでも必ずそんな素晴らしい組織にしようと日々取り組んでいますし、多くの皆さんが同じように感じてもらえたら嬉しいです。



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