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チームビルディングジャパン > 河村甚の連載コラム > 第48回『困難に直面して壊れるチームと育つチーム』

第48回『困難に直面して壊れるチームと育つチーム』

2013/03/28
チームビルディング・ノート

チームは困難を共に乗り越え強くなって行きます。しかし、困難にぶつかって壊れてしまうチームも当然ながらあります。その違いはどこにあるのでしょうか?どんな仕事も困難を伴うものです。それにぶつかって壊れるか、乗り越えて強くなって行くかの違いについて今回は考えてみましょう。

皆さんの経験の中だといかがでしょうか?困難にぶつかって壊れた経験や共に乗り越えて強くなっていった経験はありますか?
困難にぶつかって壊れてしまうケースだと、チーム内の意見の対立などメンバー同士のぶつかり合いになってしまう話は良く聞きます。本当は「チーム対困難な問題」なのに「メンバー対メンバー」という全く無駄な対立になっているのです。これは、問題に取り組んでいるうちに目指すべき共通のゴールよりも自分のエゴやプライド、意地などが大きくなって行き、それがまた新たな問題を生んでしまうといった事にもなりがちです。
困難をともに乗り越えて強固になって行くチームはエゴやプライド、意地などを投げ捨てても成すべき大切なものを共有しています。それは危機に瀕している実感から来る場合もありますし、明確な未来のビジョンの共有から来る場合もあります。こういったことが起こるチームではコミュニケーション量が多い傾向にあります。「今あの人はキャパシティいっぱいで大変そうだ」「あの決定の背景でたくさん悩んで、話し合われて来て、簡単に決断したわけではない」などといった背景やプロセスがお互いに見えやすくなっているのです。共有を大切にし、コミュニケーション量が多いのです。その中ではもちろん対立も起きますが、それは双方が目指す共通のゴールのためのぶつかり合いであり、熱い議論が起こります。しかし、相手を蹴落とすことや自分の意地を通すためではないので、ゴールへ近づく助けとなり、その妨げにはなり得ません。
そして、共有度合いの深さはお互いに対するリスペクトにもつながります。お互いに対するリスペクトが欠如していると、無用な対立が生まれがちですがお互いに同じゴールを目指し、リスペクトし合える関係の中では相手に対して失礼に当たるような事はしないですし、信頼に基づいて遠慮のないコミュニケーションを取ることができるのです。

どこから手を付けたら良いのか、難しいと思われるかもしれませんが、まずは日々の小さな共有、コミュニケーション量を増やすことから始めてみませんか?
私自身、共有を心がけているつもりでもコミュニケーション不足でチームに迷惑をかけてしまう事もあります。それでもそんな自分に対して仲間からフィードバックをもらえる様な開いた自分で居ようと心がけています。
日々の小さな改善をお互いに心がけて行きましょう。



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