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チームビルディングジャパン > 河村甚の連載コラム > 第63回『リーダーのビジョン』

第63回『リーダーのビジョン』

2013/10/24
チームビルディング・ノート

チームビルディングプログラムの中ではビジョン共有のためのセッションも良く使われますが、このビジョンや方針の掲げ方、それに対するリーダーの在り方次第でその効果も大きく変わります。良い掲げ方、悪い掲げ方があるのです。
今回はリーダーによるビジョンの掲げ方について考えてみましょう。

リーダーの本質は「導く人」です。しかし、無理やり導こうとしても誰もついて来ません。行きたくないところへは誰もついて行かないのです。ですからリーダーと共に歩む旅そのものや、一緒にたどり着く旅のゴールへの強い思いをリーダーが発信し、共有していることでリーダーは導く人たり得るのです。
その発信は意図的なものもあれば無意識に発信しているものもあるでしょう。必ずしも明確なビジョンによって共有されている必要があるわけではありません。
しかし大切なことはその旅そのものやたどり着くゴールへの思いを共有していることです。そうではなくて二次的な対価によってのみメンバーがついてくるのではボスではあるかもしれませんがリーダーではありません。
ビジョンは必須要素ではないかもしれませんが、ビジョンを掲げるのがリーダーの役割だと言われるのはそれによって明確なゴールを共有したり、旅の魅力を共有したりするものだからです。

仕事上のリーダーの場合は少し難しくなります。まずリーダーがビジョンを掲げてそこにメンバーが集まって来るわけではなく、メンバーがいるところにリーダーの役割としてアサインされるケースがあるからです。先にリーダーが歩き始めていて、そこに旅の仲間が集まってくるわけではなく、メンバーありきでのスタートとなります。もともとそこにいる仲間たちの共感を得られるものを発信していかないとリーダーとしての役目が果たせないのです。そこにいるメンバーに伝わる言葉で伝える必要があります。自由に思うがままに掲げたものにたまたま人が集まって来るという訳には行きません。

リーダーのビジョン発信はただ派手なゴールを掲げて盛り上げればいいというものではありません。メンバーに何かをさせようというものでもありません。ましてや自分がやりたくないことを人を無理やり鼓舞してやらせるものでもありません。
まずは自分が強い思いを持って、明確に実現したいものであり、それに対して自らコミットしている状態のものです。ひとごとやキレイごとのビジョンでは当たり前ですが伝わりません。メンバーに強要するのではなく、仲間に対するリスペクトをもって共有します。
リーダーは導く人であっても人をコントロールする人ではありません。実現するイメージを共有することで、行動をコントロールすることなく、主体的行動に委ねます。仕事であれば部下に指示やアドバイス、注意などをすることは必要かもしれませんが、他人をコントロールしようとしてもうまく行くものではありません。

ビジョンの掲げ方を失敗したクライアントも見てきましたし、自分自身でも失敗してきた経験もあります。また逆にとても良いケースも経験してきました。それを踏まえてビジョンの掲げ方のポイントをいくつか挙げると、

・まずは自分自身が強い思いを持ってコミットするものであること。
・見えていないのに無理にビジョンを掲げる必要はない。キレイごとや自分の思いがこもっていないものであれば掲げない方が良い。
・メンバーに伝わらないのであれば一人一人に伝わるように伝える。対話を通じて共有を深める。
・すでに日々の行動の中で何かしらの実践がされていたり、その一部が実現されていたりする自分たちらしいものであるべき。
・自分たち以外の何ものかになるのではなく、自分たちの中に内在する理想の姿を実現するものである。
・強要するのではなく、共有する。

ビジョンは無理やり作り出すものではありません。逆効果になるようなものであれば無いほうがましです。しかし、素晴らしいビジョンの共有がなされるとそこにいるメンバー一人一人がイキイキしてきます。誰もがひとごとではなく、主体的な行動や発言をするようになります。
ぜひ良いビジョンの掲げ方でより良い組織づくりをして行きましょう。



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