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第69回『変化の時期の悪影響も乗り越える』

2010年03月18日

チームづくりレシピ

メンバーの入れ替わり、オフィス移転など組織には一見小さな環境の変化がよく起こります。このような環境の変化はメンバー同士が刺激し合うためだったり、学び合うためだったり、更なる組織の向上のために意図的に行われたり、もちろん意図せずに起こったりもします。変化によって起こるのは良い事だけではなく、悪い事も起こります。変化そのものに対して抵抗するメンバーも居ます。
変化を起こすとき、または意図せず起こったときには積極的に良い面を活かしながら、かつ悪い影響についても考慮し、備えておくことで変化をより良く成長の力にしてゆく事ができます。

変化によって起こる悪い影響で注意すべきは「環境の変化は人の心のキャパシティを狭くする」という点です。環境の変化に対する耐性は人によって様々です。その変化を良いものとして期待していたとしても、その人の受け入れられる変化に対するキャパシティを超えると、悪い影響が現れます。たとえば、昇進した、給料が上がった、組織が拡大したといった一見良い変化も人の心のキャパシティを狭めます。
心のキャパシティとはつまり、周りの人を受け入れる力です。周りの人を受け入れる力が弱くなり、自分しか見えなくなってきます。そしてちょっとした事でも衝突したり、反発したりといったことが起こるのです。

しかし、組織が前進するため、個人が成長するためには変化をさけて通る事はできません。むしろ、変化による良い効果を得るために積極的に変化を起こすべきです。心のキャパシティが狭くなった時に有効な対策を知り、それを使いながら、前進してゆくべきでしょう。

■個人の心の状態に関わりなく、コミュニケーションを改善する方法■

1)まず心のキャパシティが狭くなっている事を認識する。

2)良好な関係の時、人を広いキャパシティで受け入れている時にとるであろう行動を演じる。

本当に相手を受け入れる余裕がなくても、作り笑いでも、嘘でも構いません。まず形から入ります。形から入る事で気持ちもきちんとついてきます。

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