河村甚の新連載コラム 「チームビルディング・ノート」

2011/10/13

第10回 『お客様の側に立つ営業がしたい』

お客様のために喜ばれる仕事をして、売り上げも上がる営業をしたいと思っている営業職の方はたくさんいますが、現実はなかなか難しいようです。営業マンが目指す会社の利益と顧客の利益が相反してしまう場合があるからです。この相反する対立の構図から協力し一つのゴールを目指すチームとなる形に変えて行きたいと思いませんか?

私達の会社も「必要な売り上げ」をあげるために苦しんでいたことがありました。必要な売り上げが上がらないと苦しいばかりで、当然ながら良いパフォーマンスは発揮されません。今は「必要な売り上げ」に追われない形にリストラクチャリングして、「チームビルディングジャパンと一緒に仕事がしたい!」と言われるチームを目指して頑張っています。

チームビルディングの考え方を営業に活かすと、顧客は単にサービスや商品を提供する相手ではなく、 共に目指す成果へ向かうチームの仲間と捉える事が出来ます。その中で、顧客は実現したいビジョンを最初に描くリーダーであり、営業マンはチームコミュニケーションの流れを作るファシリテーターです。

売り上げを上げたい営業マン対顧客の図式では、営業マンの目指すゴールは顧客に買ってもらう事であり、顧客のゴールは購入する事ではなく、購入したモノやサービスが価値を生み出すこと。この時点で目指すゴールが食い違っており、一緒にゴールを目指すチームにはなれません。

一つのチームのリーダーとファシリテーターだとすると、まずは現状認識とゴールの共有から始まります。ファシリテーターはリーダーが最初に見たビジョンを自分も見えるほどに理解する事に努めます。そうしてゆくと、リーダーは共有のプロセスの中最初は見えなかったものも説明しているうちに見えてくるようになります。つまり、何かのモノやサービスを購入する事によって、何を実現したいのかが顧客自身もよりよく見えてくるのです。この状態になると営業マン対顧客ではなく、一緒に同じゴールへ向かうチームとなります。

そして、チームで同じゴールへ進むとなると、何でもリーダーのいう事を鵜呑みにして、ただ言う事を聞いていれば良いというわけには行きません。チームの中ではお互いがお互いを尊重し合いながら、対立する意見も投げ合って行く必要があります。営業マンはチームの一員として自分の意見をキチンと伝える責任があります。しかし、対立した時には自分の意見を貫き通すのでは無く、問題点を明確にし、リーダーの決断をサポートします。

私達がお客様と一つのチームとなるために心がけている事
  • ゴールの共有。何を成し遂げたいのかを理解し、共有します。具体的に何を実現したいのかがはっきりしていなくとも、一緒に探りながら見つけてゆきます。
  • お客様の決断のために必要な情報の提示と提案。実現したいゴールのために、私達が最適だと思うものを提案します。そしてそれをたたき台に一緒にプログラムを作ってゆきます。
  • プログラム実施中のチームミーティング。目指すゴールへどの様に近づいているのか?想定と違う事が起こっても一緒に相談し、軌道修正してゆきます。
言葉で言う事は簡単ですが、実践が重要です。私達も日々努力し続けています。一緒に「ぜひあの人と仕事がしたい!」と思われるような顧客とのチームビルディングを実践してゆきましょう。

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2011/09/29

第9回 『コミュニティの為に最高の環境を整えたのに機能しない!』

コミュニティが生まれたり、育ったりするためにはその環境はとても重要です。皆さんのまわりでも「もっと会社がこうだったら」「こんな施設があったら」という話を聞くかもしれません。たとえば、昔ながらの所属する部署の島のデスクに固定された環境で働くよりも、例えばフリーアドレスでコラボレーションが起こりやすい環境を作って行くという取り組みをされている会社もたくさんあります。

それは企業の中だけではなく、 ベンチャー交流促進を目的としたインキュベーションオフィス、コミュニティ作りを目的として作られた学生寮など様々な取り組みが行なわれています。

コミュニティを作る、又は活性化させるためのリアルな場、施設を作るという取り組みはとても素晴らしい事で、実際に目的に沿った成果をあげている例がたくさんあります。しかし、環境を用意したからといってうまくいかないケースもたくさんあるのです。

例えば、私たちが毎月行って来た「チームビルディング勉強会」もより参加メンバーが自分たち自身の場として参加して、コラボレーションも起こりやすいようにと考えて環境を新たに「チームビルディングカフェ」としてリニューアルしました。以前はコストの問題があって会費制で行っていたものを参加費は無料でカフェでコーヒー一杯頼めば参加できる形にしました。これによって「お金を払っているお客様」ではなくて参加メンバー自身が所有できる場にしたいという想いがあります。また、会議室だった会場をカフェのセミナールームに変えました。これは会議室の堅苦しさから脱してよりカジュアルに話しやすい環境にするためです。

しかし、そんな場を用意すれば簡単に思った様になるのかと言えばそれはそう簡単には行きません。きちんとその場が生かされる様に育て上げて行かなければならないのです。

「こんな場があったら素晴らしい!」という最高の環境を作ったらそれで終わりではありません。環境はあくまで環境でしかなく、それを活かすのはその環境の中の私たちなのです。人の集まりは人が作るもの。まずはその意識を持つことから始めましょう。最高の環境を整えてもうまく行かないからと言って嘆く必要もありません。まだまだ生身の人間が出来る取り組みがたくさんあります。

コミュニケーションの流れが起きやすい様な場を作ってもその流れが生まれないならまずは呼び水となる流れを作ってみましょう。ファシリテーションとは人が集まる場のコミュニケーションの流れを作るという事。個別のケースによってどう取り組むかは当然違って来ますが、まずは私たち自身がそのコミュニティのファシリテーターとなる意識を持って、コミュニケーションの流れを作るためによく観察しながら色々な関わり方をして行きましょう。

コミュニティは設計書通りに作るものというよりは、よりオーガニックに生まれ、育ってゆくものです。私たちはそれが生まれやすいように流れを作り、独り立ち出来るように育ててゆくのです。

変化はあなたの思いから始まります。私たちもチームビルディングカフェを産み育てている真っ最中です。ぜひ一緒に良いコミュニケーションの流れを作ってゆきましょう!
2011/09/15

第8回 『自分の人生をより輝かせるために仕事をする』

あなたにとって仕事とは何ですか?私にとって仕事は自分の人生をより輝かせるためのものです。自分のやりたい事を実現したり、自分が成長して行くきっかけを得たりする場です。もちろんそれを通じて生み出した価値の対価を受け取るためのものでもあります。

しかし、多くの人たちが自分の時間を切り売りして、犠牲の対価をもらうのが仕事だと考えていることも理解できます。

どちらの考え方を選択するのもそれは選択する本人次第。一人一人が選択する自由を持っています。それを選択する自由を尊重しますが、私は一人でも多くの人たちが仕事を自分の人生をより輝かせるためのものとして選択してほしいと思っています。

それは、その仕事が生み出している価値が何だとしても、本人のやりがいから生まれたものと自己犠牲から生まれたものとでは、明らかに前者の方が価値が高いと思うからです。あなたが喜んでくれることが嬉しくてサービスしてくれるウェイターと、生活費を稼ぐために嫌々仕事をしているウェイターではどちらがより高い価値を生み出すか?車の整備を頼むなら車をいじるのが大好きな人に頼みたいか、お金がもらえるならやるよと言う人に頼みたいか?

もし、この社会に属する全ての人が自己犠牲ではなく、 自分の人生をより輝かせるために仕事をするのであれば社会全体に生み出される価値がより大きくなるはずです。 一人一人が自分の人生をより輝かせることに責任を負う事が社会全体をより良くする社会貢献になるはずなのです。

仕事を通じてやりたい事をやるというのは楽をする事とは違います。自ら選択し、行動し、その責任を負う事は簡単な事ではありません。無責任に他者や環境に依存し、自ら責任を負わない人にはやりたい事を実現する事はできません。 楽をしていてはやりたい事は実現出来ませんが、自分の人生をより輝かせるために仕事をすると困難もやりがいになります。困難を乗り越えた事が達成感ややりがいにつながるのです。

そしてわたしはこの様に主体的に仕事の価値を選択している人たちと一緒に仕事をするのが好きです。 そんな人たちが集まり、チームとなって仕事をすることで一人では出来ない事が実現出来ます。それは会社組織でもフリーランスの集まりでも同様です。

私達の会社チームビルディング ジャパンは自分の人生をより輝かせるために、仕事を通じて 社会に価値を生み出している人たちが集まる場でありたいと思っています。それはチームビルディングジャパンのメンバーがその様に働くのはもちろんの事、 その様に働く人達が集まって来て、一体どこまでがチームビルディングジャパンの人なのか分からないくらいに一緒になって仕事が出来る場です。

オフィスもそれが実現しやすい場所を作り、気軽にコーヒーを飲みに立ち寄ってもらえる場所にして行きます。そんな場をワクワク仕事をしている人達と一緒に作って行きたいと思っています。

 

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2011/09/01

第7回 『良いチームって具体的にどんなチームにすればいいんですか?』

お互いに足の引っ張り合いをしながらもいつも好成績のチームと、結果が出せないけれど和気あいあいと仲が良いチーム、どちらの方が良いチームでしょうか?これはあなたのチームが何を目的に置いているか、何を大事にしているかでも変わって来ますが、私はどちらも良いチームとは思いません。

どんなチームが良いチームなのかわからないのであれば安直に答えを求めるよりも自分達でしっかりと話し合い、考えてみることをお勧めします。答えそのものよりもそれを共に共有して行く過程に価値があるからです。

しかし、それぞれにとっての最高のチームを探ってゆくとそれぞれに全く違うものが生まれるかと言うとそうではありません。私たちはいろいろな組織が「自分達はどんなチームを作ってゆくべきか?」を探ってゆくプロセスをお手伝いしています。その中で生まれるものは個々の違いはありながらもどんなチームにも共通する軸があります。そしてその軸にあるものこそが私たちが考える最高のチームです。

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2011/08/18

第6回 『応援されるチームを作りたい!』

私達チームビルディングジャパンは色々な企業/組織のチーム作りを応援する会社です。外から応援すると言うよりは、一緒になってチームを作って行く仕事をしています。そんな仕事をしている私達が目指す一つの理想型は「応援されるチーム」です。スポーツチームの様に、チームも応援する人達も一緒になって熱くなり、喜んだり悔しがったりするようなチームです。

何かの成果を目指す時に、よりたくさんの人たちから応援されることはその分だけ結果を出す近道になりますし、応援される事そのものにも価値があります。私はチームビルディングジャパンをそんな会社にしたいですし、世の中のより多くの会社がそうであって欲しいと願っています。ぜひ一緒に応援されるチーム作りのポイントについて考えてみましょう。

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