HOME 河村甚の連載コラム 第1回『チームビルディングとは』

第1回『チームビルディングとは』

2019/02/07

チームビルディング・バイブル

 

―― まずはじめに、「チームビルディングとは何か」について教えてください。

 

河村 甚(以下じん):
チームビルディングとは、ざっくりいうと、「組織づくり」のことです。

 

――「組織づくり」。
具体的には、どのような組織を作るのでしょうか。

 

じん:私たちが作っているのは、「フラット型組織」です。

 

「フラット型組織」とは、
人と人が有機的につながり合って、受け入れ合っている。

一人ひとりが、自分らしくいることができ、かつ全体でも、チームらしくある。
そして、成果を出していくことができる。
そんな組織です。

 

―― 目指すべき優れた組織構造は「フラット型組織」である、ということですか?

 

じん:いえ、「フラット型組織」が完璧な訳ではないんです。

 

古くからの研究でもどのような社会環境の中でも通用するような
完璧な組織構造は存在しないということが言われています。

例えば最近では、ホラクラシーや、ティール、グーグル型の組織などもてはやされていますね。

しかしそれはその環境において、その組織が良いというだけです。
いかなる環境においても完璧な組織構造があるというわけではないんです。

 

―― そうなのですね。

 

じん:しかし、特定の環境下においてどのような組織構造が向いているのかについてはある程度解っていて、
簡単に言うと前述の「フラット型組織」とその対局にある「ピラミッド型組織」の2つに分けて説明することができます。

 

――「フラット型組織」と「ピラミッド型組織」には、どのような違いがあるのですか。

 

じん:まず、環境によってどちらの組織が向いているのかが異なります。

 

 

「ピラミッド型組織」は、確実性の高い仕事に適しています。
より経験の多い人がより正しい答えを知っていて、それを確実に伝えて行く必要がある仕事です。

 

逆に、「フラット型組織」は、
誰も経験したことのない未知の課題に取り組む仕事に適しています。
答えのわからない中で、最適解を見つけていかなくてはならない場合に向いているといえます。

 

これは仕事環境が安定しているかどうかという観点でも見ることができます。

 

仕事の環境が安定していて、変化が少ない場合は、ピラミッド型組織がうまくいきます。例えば、環境の変化が少なく、時代の変化のスピードもゆっくりだった頃の、昔ながらの工場労働のような仕事は、
ピラミッド型で正しい方法をきちんと伝達した方がうまくいきます。

 

逆に、フラット型組織がうまくいくのは、不確実性が高く、仕事環境の安定性が無い場合です。
例えば、日々違うことが起こったり、

先月までの最新技術が、今月には新しい技術に塗り替えられていたりするような、
変化が大きく、誰も予測できないような環境においては、
誰も正解を知らないことの答えを見つけやすいフラット型組織の方が向いています。

 

もう一つの要素はリスクとの関係性です。

 

失敗することによるリスクが大きい場合は、ピラミッド型が適しています。
例えば、人命を扱う仕事や、社会インフラを安全に運用していく仕事などはピラミッド型が向いているといえます。
思いつきで治療されたり、電気やガスが突然止まってしまったり・・・なんていうのは困りますよね。

 

一方、フラット型組織は、失敗するリスクより行動しないリスクが大きい仕事に向いています。
行動しないことによって機会損失になる場合や、競合に負けてしまう場合にはフラット型の方が適しているでしょう。

 

――「フラット型組織」と「ピラミッド型組織」のどちらが良いとは一概には言えない、ということでしょうか。

 

じん:成果を出すという点で考えると、
環境によって、ピラミッド型組織が良い場合もあれば
フラット型組織が良い場合もあります。

どちらが良い、とは一概には言い切れません。

 

ただ、現代の社会環境の中では、非常に変化スピードが速い。

 

100年前と違って、情報量がものすごく多いし、
技術の変化スピードも速いし、
人と人のつながりやすさも進化しています。

 

社会環境的には、今後よりフラット型的な要素が求められると思います。

 

―― 取り巻く環境が変わってきているのですね。

 

じん:高度成長を支えてきた日本の多くの会社が、まじめに、着実に仕事をしてきました。
そして信頼、安心、安全だと世界的に評価を得てきた。

 

ピラミッド型組織だからこそ、
安全に、ミスなく確実に質の高いものを提供することができてきたわけです。

 

よって、日本には現在もピラミッド型の会社がたくさんあります。会社とはそういうものだという考えも根深く、違った組織構造があることすら想像できないということもあります。

 

しかし、環境が変わってきて、
ピラミッド型の会社でも、社内ではフラット型の仕事が求められることが増えています。
にもかかわらず、他のやり方があることを知らないために、ピラミッド型の仕事のやり方をしてしまう。

それで困っている会社がとても多いのが現状です。

 

―― ピラミッド型の組織の中で、フラット型の仕事のやり方が求められる・・・。難しいですね。

 

じん:我々のやっているチームビルディングは、
従来の日本企業等に多いピラミッド型組織でも、
フラット型のやり方ができるようになることを目指しています。

ピラミッド型組織の中に、研修などを通じてフラット型組織の「型」をインストールするのです。

「型」を覚えることによって、ピラミッド型の組織の中でもフラット型の要素を使うことができるようになります。

 

―― ベンチャー企業等には、フラット型の組織構造である会社もが多いのでしょうか。

 

じん:たしかに、新しい会社の中は、
フラット型組織を目指している会社も多いですね。

 

しかし、スタートアップで成長スピードが速かったり、IPOを目指しているような会社は、
トップのパワーで勢いよく進めて行かざるを得ません。

 

そういった企業ではいかにフラット型を大切にしていようとも、
やはりピラミッド型にならざるを得ず、
組織構造の問題で苦しんでいるところも結構ありますね。

 

―― チームビルディングジャパンの組織づくりについて、最後に一言お願いします。

 

じん:ピラミッド型、フラット型、いろいろな会社がありますが、いずれにしても、
環境に応じて自分たちの良いところを活かしていくことによって、
そこで働いている人たちが、Happyに働いて、かつ成果を出す社会にできると思っています。

 

チームビルディングジャパンは組織づくりを通じて、働く人たちが、自分の働く場で Happy にいられる社会を作っているんです。

 

―― ありがとうございました。
次回は、「なぜ、今フラット型組織なのか」について伺います。



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