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第5回『自分に自信が無いあなたへ 』

2011/08/04
チームビルディング・ノート

「自分に自信が無くて組織の中で自分の意見をいったり、自分を見せる事が出来ません。もっと自信溢れる自分になるにはどうしたらいいでしょう?」

自信とは曖昧なもので、自分を信じているかどうか、ただそれだけのものです。そこに根拠があろうが無かろうが関係ありません。しかし、それはあなたの行動の結果に大きな影響を与えます。

もしあなたが不安を感じているとしたらそれは悪い事ではありません。それは最悪の状態から身を守るセンサーが働いているというです。自分の許容範囲を超えたものを恐いと感じたり、不安と感じたりするのは必要な事なのです。崖っぷちに立って、谷底を見下ろしても恐く無ければ行動の幅は広がりますが、ちょっと足を滑らせて落ちてしまうリスクも高まります。しかし、足を滑らせてもリカバリーできる素養があれば大丈夫です。

不安を感じない鈍感さも根拠のない自信に繋がるかもしれませんが、そうではなく、不安を感じるセンスを持ちながらも不安を消そうとするのではなく、それを超えて行動できる自信に価値があります。

では、その自信はどうしたら生まれるのでしょうか?これは自分自身の主体的な選択と大きく関係しています。

これは、何に対する自信かにもよりますが、漠然としていますが「社会の中での自分の価値」に対する自信という話を聞いたのでこれについて考えてみましょう。例えば、同期より出世が遅いので自分に自信がない、同級生は良い会社で良い仕事をしているのに自分はそうではないといった類いの事です。それによって社会の中での自分の価値が低いのではないかと感じてしまうのです。

私はチームビルディングジャパンという会社でやりがいのある仕事をしていますが、とても小さな会社ですし、給料も大してもらっているわけではありません。周りから見たら社会の中で大した価値の無い人物だと思われるかもしれません。だからといって私は周りの人たちと比べて自信が無くて恥ずかしいとは考えません。

自信はその人本人の主体的な選択に基づいています。誰しも、日々様々な選択を重ねています。この日々の選択を自分の主体的な意志で選択しているかどうかが自信に影響します。物事を決める時に主体的に捉えていないと「どうせ上司の意向には逆らえないから言われた通りにするしかない」「不景気だから。。。」「選べる立場じゃないから」「自分の力ではどうしようもない」といった考え方になってしまいます。だから当然主体的な選択ができないのです。

しかしこれらの事を全て自分の意志による主体的な選択に変えて行くことができます。もしかしたら普段から「自分で主体的に選択しない」ということを無意識に選択していると、自分が主体的に選択していないことにさえ気づかないかもしれません。でもそれでも大丈夫です。今から一緒に主体的な選択の練習をして行きましょう。

私がアメリカでインターンをしていた時に教わった方法で、今でも有効だと思っているものの一つに「ランチを選ぶ」というものがあります。当時、シャイな日本人だった私は上司と一緒にランチに出る時にいつもその上司にどこにランチを食べに行くかを任せていました。相手の食べたいものに自分が合わせるのは良いけれど、自分が食べたいと言うものに相手を合わせさせるのは苦手でした。そこで上司にトレーニングの一環だからと言われて「2人で食べに行くランチを自分が選ぶ」ということを始めました。これは皆様にもお勧めします。

それがランチであろうとなんであろうと、主体的に選択する時には自分なりに考えて、選択肢を選び出し、その中から選択するといういくつかのステップを踏んでいます。そして大事な事は「自分がなぜその選択をしたのか?しているのか?」についての主体的な理由を知っているということです。例えば、今日のランチにあなたは誰と何を食べましたか?そこにあなたの主体的選択はありましたか?あなたが同僚を誘い出して最近見つけた新しいお店に食べに行ったとしたらそれは主体的行動かも知れませんが、その背景にある理由によっては主体的選択ではないかも知れません。また、あなたが上司にランチに誘われて上司の良く行く店に連れて行かれたとしても、そこであなたがどうそれを捉えて選択しているかで主体的選択になり得ます。たとえば、「上司に誘われたという事は何か話があるのかな?この機会に上司との意識合わせをしておきたい」と捉えてその時間を主体的に活かそうとすればそれは主体的選択になります。

ランチを選ぶのは簡単な例ですが、あなたの仕事を選ぶとき、あなたの年収を選ぶとき、あなたのパートナーを選ぶときなど、主体的選択をしていますか?その選択の理由と自分の求めるものが合っていれば何の問題もありません。たとえば、自分のやりたい仕事があるのに、自分の能力では仕方がないといって望んでいない会社を選ぶのは主体的ではありません。「会社が合わないんだよね」「この給料でこの仕事じゃやってられないよ」といった不平不満ではまず自信を持って仕事など出来ないでしょう。重要な事ほどより主体的に選択する必要があります。

あなたが主体的に選択をしている時にはあなたはその選択の理由を説明する事が出来ます。そして、自分の全ての選択の背景にある理由を理解していれば、それはあなたの自信になります。逆に、あなたが選択を他人任せにしているとあなたの力の及ぶ範囲は狭くなり、自信喪失に繋がります。

自分で主体的に選択する事は大変な事です。しかし、もし自信が欲しいのであれば常に主体的選択をする練習を始める価値はあるはずです。そして、主体的な選択に基づく自信は単なる思い込み以上の価値をあなたにもたらすはずです。



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