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第61回『非効率化のススメ』

2009/11/26

  
チームづくりレシピ

ある会社の調査で、社員は社内のチームに家族的つながりが足りないと感じていて、それを求めているという傾向が見られたそうです。この会社の効率の高い仕事や改善の仕組みは高い評価を得ていて、それは会社の利益にもつながっています。
普通に考えれば「会社に家族的つながりなんて必要ないんじゃないか?」と思いますし、効率を追求して成果をあげている会社にしては非効率な考え方ですしかし、効率と人間関係には実は密接な関係があります。

この会社のケースから思い出した調査結果があります。円満でよい関係が続いている夫婦を調べた調査です。面白いことに円満な夫婦の秘訣として良く聞かれるような「お互いをよく理解しあっている」とはある意味正反対の結果が出ていました。円満な夫婦では本人が自身を評価するよりも、相手が評価するほうが得点が高いという結果が出たそうです。つまり、お互いが相手を良い方に誤解しあっていて、相手が見ている相手自身の姿を理解できていないという事になります。
上記の会社のケースでは、効率・改善を重視しているため、誤解は認知のエラーとなり、誤解のないような仕組みをつくるなどの対策が必要とされます。そういった改善を重ねて会社はその仕事の効率を高めてゆきます。
しかし、効率を高め続けた結果、お互いを良い方向に誤解しあうといった余裕まで失われてしまっているのかもしれません。円満な夫婦の特徴に見られるような要素が排除されてしまったため、社内に家族的つながりが必要だと感じるようになったのかもしれません。

こういった一見非効率な要因というのは円滑な組織運営に必要な要素です。車のハンドルのあそびのようなものです。多少のあそびがないと動かしづらい組織になってしまいます。
より組織を効率的に動かしてゆくためには非効率な事を効率的に行う仕組みが必要なのです。


たとえばこんな取り組みが可能です

● 就業時間の20%を自分に割り当てられた仕事ではなく、自分でやりたいと思う仕事に使う。
● 他の社員の良いところ、真似したい所を見つけ、カードに書いて相手に渡す。
● 週末をどう過ごしたかをお互いに話すための時間を月曜日にブロックする。
● バースデー委員会を作り、業務の時間を使って社員の誕生日サプライズを企画、実行する。

非効率化で組織がより効率的に変化してゆきます。




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