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第75回『「教えること」と「学ぶこと」』

2010/06/04

  
チームづくりレシピ

人材を育成する時には「何を教えるか」「どう教えるか」を考えます。階層別の研修であれば「この階層の人たちはこういう問題点があって、こんな知識を持っていてほしい。そのためにはこんな研修で・・・」と頭を悩ませます。
しかし問題は「教えたいこと」がそのまま「学ぶべきこと」にならないケースが起こりえるということです。
例えば、「リーダーシップスキルを身につける」という研修を組む何をどう教えればリーダーシップを学べるのでしょうか?

その答えは一人一人違います。

それまでにその人が経験してきたことや価値観、行動特性や能力によってどこをどのように伸ばせば良いのかは全く違います。一様に同じことを教え込んでも、学んでほしいことを学んでもらえないのです。
私たちが「体験」と「対話」をベースとしたプログラムにこだわりを持っているのもここに理由があります。ここで言う「体験」というのは自らの実感を伴う体験です。本気で目標に向かって挑戦したり、思ったように行かず、悔しい思いをしたり、成功を仲間と分かち合ったり。つまり、体験そのものというよりは、自らの身をもって「感じる」ということが大事なのです。そして「対話」というのもただ話し合うという訳ではなく、ファシリテーターのもと、深く考えるということを促進する対話を重ねます。

人の学びは自ら「感じること」と「考えること」によって生まれます。
たとえば、リーダーシップを学ぶためのプログラムでは本気で体験課題に挑戦するなかで感じたことをベースに対話を深めてゆきますが、その体験から感じることというのは一人一人違います。先の例と同じように、違う経験を持っていたり、違う考え方をする人ではそこで感じることも違うのです。
それぞれにその人だからこそ感じられることを感じています。多くの場合その人が自分に足りないと感じている部分や、または自分が大事にしていることについて、重要な事として受け止めているのです。

そしてそこで感じたことをベースに対話を通じて自分で感じたことの意味を理解してゆきます。対話の中で他の人と自分との違うところや同じところ、多様な考えや見方が飛び交い、それぞれに入り交じりながら磨かれてゆくことで本当に自分に必要なことが明確にされてゆきます。
ですから、プログラムの最後に一人一言ずつ「リーダーシップとは?」を語ってもらったり、そのための行動指針を語ってもらったりするととても多様な発言が出てきます。
それは、それぞれにとって必要なことが違うからです。必要なことが違うから、体験を通じて違うことを感じ、そして対話を通じて考えを深めて見つける答えも違うのです。

一人一人違う人たちを一様に教えるのが難しいようなことはその人個人の「感じること」と「考えること」を軸に学びを育んでゆくことで、その人にとって必要なことが学んでゆけます。




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