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第32回『発想の遺伝子を組み替える』

2008/10/16
チームづくりレシピ

『最も強い者が生き残るのではなく、最も賢い者が生き延びるでもない。生き残る事ができるのは変化できる者である。』とダーウィンが言ったとされていますが(その真偽は別として)、生物の進化、遺伝のしくみを複数のメンバーが集まる話し合いの場で再現するのがブレインストーミングです。ブレインストーミングは単にたくさんの案を出すことのように誤解される場合がありますが、本来は発想を進化させ、優れた答えを導き出すための手法なのです。

進化は異質なものの組み合わせと突然変異の繰り返しの成果です。チームメンバーひとりひとりの異なる経験や発想を異なる遺伝子とするなら、より多様な遺伝子が集まっている方が優れた進化につながります。そして特定のグループ内だけでなく、外部からの異なる遺伝子を取り入れた方がより進化の可能性を広げます。ブレインストーミングでは発想の幅を広げ、ラフなアイデア、突飛な発想を歓迎するというルールによってこの多様性を作り出します。
突然変異は遺伝のエラーなのかも知れませんが、それが結果として今までとは全く異なる進化を生み出すきっかけともなります。ブレインストーミングでは善し悪しの判断をその場でしないという事により、突然変異の突飛な発想をも進化のきっかけとして残しておきます。
そして植物の品種改良を行う場合にも元となる個体の数が多い方が、より少ない世代交代で優れた進化をとげますが、ブレインストーミングではとにかく数を出す事を重要視することで元となるアイデアの数を増やします。
そして一番大切な要素が遺伝子の組み換えや世代交代による進化です。ブレインストーミングで一番大事なルールがほかの人の意見に便乗したり、組み合わせて新しいアイデアにしたりというところ。この発想の遺伝子組み換えを繰り返すことでチームが求める最適解へと進化が進んでゆくのです。


ブレインストーミングの4つのルールと生物の進化の関係

● 意見やアイデアの善し悪しをその場で判断しない。
   ⇒遺伝のエラーである突然変異が生物の進化にも必要な要素
● 中途半端なアイデア、突飛な発想を歓迎する。
   ⇒元となる遺伝子はできるだけ多様な方がいい。遺伝的に遠い性質の個体同士の子孫から優れた個体が生まれる。
● 数をたくさん出す。
   ⇒母集団が多い方が短い世代交代で優れた進化が起こる。
● その場に出た複数の意見を組み合わせたり、人のアイデアに便乗して発展させたりする。
   ⇒進化は異なる遺伝子の結合と世代交代によって生まれる。

(ブレインストーミング発案者のオズボーンの著書によると「これらのルールはリーダーが自分の言葉で述べるべき」「常に非公式のものである」という事なので、自分なりに原本とは違う表現をしています)

発想を進化させる視点で行う事。そしてその発想の品種改良の結果、求めるものが何なのかが分かっていたり、方向が分かっていることでただのアイデア出しで終わらない、きちんと成果の出るブレインストーミングを行う事ができます。



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