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第12回『目標、ゴール、ビジョン』

2019/07/11

チームビルディング・バイブル

 

組織づくりと人づくりに必要な9つの要素
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 【 組織を一つにするもの 】
 ●自分たちらしさ
 ●目標、ビジョン、ゴール
  
 【 ベースとなる組織文化 】
  ●心理的安全性
  ●多様性と受け入れ合い
  ●主体性
 
 【 組織として学び、進化し続けるための行動 】 
  ●混ざり合いを起こす
  ●失敗や異色な発想を受け入れる
  ●行動量やコミュニケーション量を増やす
  ●リフレクションを行う
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――「組織を一つにするもの」には、
目指すべき「目標、ゴール、ビジョン」と「自分たちらしさ」の軸という二つがあり、
組織づくりには、この両方が大事です。

今回は「目標、ゴール、ビジョン」について詳しく教えていただきます。

 

河村 甚(じん):目標やゴール、ビジョンとは、「こっちに向かって走ろう、頑張ろう」という方向性を共有するためのものです。

「自分たちらしさ」は真ん中で握っている軸であるのに対して、
「目標、ゴール、ビジョン」は自分たちの外側にあり
チームのベクトルを合わせたり、同じ方向を向いたりするときに必要になります。

チームとしてよくイメージされる「全員が同じ方向を向いて一つになっている状態」をつくるのが、目標やゴール、ビジョンです。

チームには、多様な視点が大切です。
多様な意見を出し合う過程では、当然意見の対立も起こるでしょう。
そのようなとき、お互いに同じゴールへ向かって頑張っているからこそ本気で意見を出し合っているとわかっていれば、衝突も越えて進んでゆくことができます。

 

――ビジョンや目標は、すでに掲げている組織が多いと思います。ビジョンや目標を設定するときのポイントやコツというのはありますか。

 

じん:「ビジョン」とは、未来の姿のイメージです。
「今はまだ無いけど、本来そうあるべき」「そうありたい」という姿をビジュアライズ(視覚化)できるくらいリアルにイメージできている状態を指します。

自分たちの本質から考えると本来あって当然だけれども現状ではそうなっていない、これから実現していくべきもの、内側から生まれてくる本来自分たちがあるべき姿というものを、ビジュアライズできるくらい明確にして、共有することが重要です。


「目標」「ゴール」は、ビジョンに比べて達成のニュアンスが強くなります。
(目標とゴールをここではほぼ同義で使っています)

何か数字などの指標があり、達成したかどうかを明確に測れるようなものが目標・ゴールです。

「測定可能なゴールである」ということは、重要なポイントです。

みんなが気持ちを一つにしてゴールに向かっていき、いざ達成できたとしても、
ゴールが達成できたのかどうかがわからないと、「やったー!」と思えないんですよ。

目標、ゴールを明確に判定可能なものにすることが、組織を一つにする上で大切です。

 

――達成感を感じられる目標・ゴールを設定するには、具体的にはどうしたらよいですか?

 

じん:目標を数字で表すことですね。

数字の良いところは、人によって認識が違わないというところです。
目標を数値化しないと、結果に対して認識が異なり、
「自分はこれでいいと思ってた」「それじゃだめでしょ」ということが起こってしまう。
これではいくら達成したとしても、組織として一つになることはできません。
目標を共有しやすくする道具として、数字を使うことがポイントです。

また、進捗の確認ができるかどうかも重要な点です。
数字を使うことによって、目標やゴールに向かう道のりにおいて、今どの辺りまできていているのかを把握することが可能になります。

例えば、マラソンの例でいえば、
42.195kmの内、10Km地点なのか20km地点なのかが分かる、ということです。

もし進捗状況が分からなかったら、目標達成に向けて何をどう頑張っていいのか分からないし、達成に近づいているのか遠のいているのかも分かりませんね。

進捗を随時みんなで共有し、「あ、今、近づいてるね」「これやったら近づいたね」「じゃ、これもっとやってみよう」と考えていくプロセス自体も、組織を一つにする上で大事なものです。

 

――なるほど。ありがとうございました。
次回は、「組織を一つにするもの」の理論編をお送りいたします。




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