HOME 河村甚の連載コラム 第82回『9つの発言パターンを使いこなして会議上手になろう』

第82回『9つの発言パターンを使いこなして会議上手になろう』

2022/03/17

「会議で何を話したらいいのか分からない」「うまく発言できない」というお悩みをよく聞きます。

普段あまり意識していないかも知れませんが、実は話し合いにおける発言の種類にはパターンがあり、これらの発言の種類を知ることで場に合わせた発言がしやすくなります。

グループワークやアイデア出し会議で出る発言の種類は例えば以下のようなものがあります。

1)具体例(エピソードで分かりやすく話す)
2)疑問質問(不明な点を明らかにする)
3)深める(原点や本質を掘り下げる)
4)うなずき、あいづち(話の流れを進める)
5)アイデア(思いついたことを投げる)
6)便乗、発展(話に乗り、更に発展させる)
7)整理(つまりこういうことだよねと整理する)
8)脱線(本題から外れたことを話す)
9)場の状態(話し合いに臨む自分たちのあり方や空気感などについて話す)

順に解説しますので、ぜひみなさんの日常の話し合いに役立ててみてください。

1)具体例(エピソードで分かりやすく話す)
話し合いのテーマに対してエピソードや具体的な事例を挙げて話します。
エピソードを話すことによって問題が絵空事ではなくなり、捉えやすくなります。
理解を深め、発展させる効果があります。

2)疑問質問(不明な点を明らかにする)
疑問質問を投げるのが得意な人と苦手な人に大きく分かれるようです。
好奇心が強く、質問をするのが得意な人がいる一方で、「こんなこと聞いてしまっていいのかな・・・」と怖れてしまう人もいます。
疑問質問には、不明点を明らかにし、本当はどういうことなのか、本質を掘り下げていく効果があります。話し合いを展開させたり深めていったりするうえで欠かせません。

3)深める(原点や本質を掘り下げる)
「そもそもこういうことだよね」「本質はどこか」を深めていくタイプの発言です。
話しているうちに話が表面的になってしまった時などに原点へ立ち返らせてくれます。
何が問題の本質かに目を向け、何のために話し合っているのか、また何を話し合うべきかを確認することができます。

4)頷き、相槌(話の流れを進める)
頷いてもらったり相槌を打ってもらったりすることにより、相手は話を聞いてもらっている実感が得られ、話しやすくなり、話したくなります。
簡単にできて、話し合いに流れを生み出す高い効果があります。

5)アイデア(思いついたことを投げる)
思い付いたことを場に投げます。話し合いのなかで目立つタイプの発言です。
これも得意な人と苦手な人に分かれるようです。
それまで話されていない新しいものをどんどん場に出していくことによって、交ざり合って新たなモノを生み出していきます。
非常に重要な発言の一つです。

6)便乗、発展(話に乗り、更に発展させる)
「それいいね」「おもしろいね」というのが「便乗」、「それなら、これはどうかな」というのが「発展」です。
アイデアを出すだけ出してただその中から選択するのではなく、他の人の意見に便乗しさらに発展させていくことが重要です。
一つのアイデアから新たに展開させ、話し合いの内容を進化させていく重要な発言の種類です。

7)整理(つまりこういうことだよねと整理する)
アイデアを出し、そのアイデアに便乗してさらに意見を出して発展させていくと、次第に議論が混乱し、混沌とした状態になります。
「今、話し合われていることは複雑に見えますけど、実はA、B、C、D、この4つのことについて話されていますよね」「整理するとこの3パターンですよね」。このように、一見ぐちゃぐちゃに見えるものをフレームにはめて整理します。箇条書きも有効です。
混乱に陥ったときに役立つ発言です。

8)脱線(本題から外れたことを話す)
ずっと脱線しっぱなしでは困りますが、脱線は重要な要素です。
なぜなら、話し合いに異質な遺伝子が入るからです。
本題だけ話し合っていたら気づけなかったことに気づかせてくれます。
そこから新たな発想やアイデアが生まれてくるのです。

9)場の状態(話し合いに臨む自分たちのあり方や空気感などについて話す)
視座を上げて話し合いの場を客観視し、場の雰囲気について発言します。
「今、自分たち混乱しているよね」「熱くなりすぎてない?」
「みんな他人事のように話しているけど、これって自分事だよね」
これらは話し合いが混乱したり行き詰まっているときに使うと大変有効です。
本来話すことに戻ることができたり、全員の視座を上げる効果があります。

以上、話し合いの種類を9つ紹介しました。

人によって得意な種類と苦手な種類があります。自分のパターンを振り返ってみましょう。
日頃会議を思い返してみたとき、自分が得意なのはどんな発言でしょうか。

「アイデアは出せないけど、頷きや相槌は人一倍やっているな」
「発言の内容を整理するのは苦手だと思っていたけど、脱線も必要な要素なんだな」

このように自分の得意技を知っておくことによって、話し合いで発言しやすくなります。

メンバーはそれぞれ違った発言の得意技を持っています。得意技を活かして話し合いを活性化させましょう。
また、今回紹介した発言の種類リストを手元に置いておき、話し合いの場で発言に困ったときにはリストを眺めてみてみると、発言しやすくなるでしょう。

発言の種類を知り、自分の得意技を知って、話し合いを生きたものにしてみてください。




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