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第15回『「うちの上司はまったく分かってない」と愚痴を言う前に・・・』

2008年02月21日

チームづくりレシピ

チームリーダーの責任は重大です。チームを良くして行くのも悪くして行くのもひとりのリーダーで変わってしまいます。しかしリーダーが悪いからと言って愚痴を言っているだけでは何も変わりません。(もちろんストレス解消のためには有効ですが。)
ではどうしたら何かを変えて行く事が出来るのでしょうか?

チームにはリーダーが居て、その役割は他のメンバーとは明らかに違います。しかしそれはそのまま上下の関係というわけではありません。リーダーを含むすべてのメンバーがそれぞれの立場でそれぞれの責任を果たさなくてはなりません。
「うちの上司はまったく分かってない」のであれば、分かってもらうための努力をするのがその人の責任です。

つまり、それまで相手の責任にしていたことを自分の責任にすり替えて、自分でコントロールするという事です。それまで「分かっていない上司のせい」だった事を、「分かるように伝えられない自分の責任」に置き換えます。分かっていない上司は部下がいくらカゲで愚痴を言おうと分かっていない上司のままです。しかし、分かるように伝えられない自分はいくらでも自分の努力次第で変える事が出来ます。
もちろんその逆も可能です。どんなに自分に責任があろうともそれを他の誰かのせいに置き換えてしまう事は同じように簡単な事です。

自分で責任を負うという事は自分でコントロールが出来るという事であり、大きな価値を持っています。しかし、同時にとても大変な事でもあります。それまで 「分かっていない上司のせい」だった事を「分かるように伝えられない自分の責任」にする事までは簡単にできます。しかしそれを背負いきれないのであれば無理をしてもつらい思いをするだけです。

大事な事は「自分のできる精一杯をやる」と言う事。手足が全て縛られて動けないとしても精一杯の事をやる。全力でジタバタすることが大事。
どんなに自分自身に力が無くても、どんなに相手が聴く耳を持っていなくても、自分に出来る事を探して行動することが変化を生み出します。

「自分のできる精一杯をやる」

それだけです。

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