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チームビルディングジャパン > 河村甚の連載コラム > 第91回『感情に自分のコントロールを奪われそうな時に』

第91回『感情に自分のコントロールを奪われそうな時に』

2014/11/20
チームビルディング・ノート

人には感情があります。喜怒哀楽、様々な感情がありますがその感情によっては望ましい自分の状態でいられなくなってしまう事はありませんか? 感情が高ぶって自分のコントロールを失ってしまうと自分にも周りにも危害を与えるものになってしまいます。それが組織内で起こるとメンバー同士の対立などに繋がってしまう事も起こり得ます。 だからと言って感情を否定し、殺してしまうのでは人間らしさを失ってしまいます。 今回は望ましい自分の状態でいられなくなってしまう感情とどのように係わって行けばいいのかについて考えてみましょう。

私自身も感情に自分のコントロールを奪われることがあります。動揺したり、不安で逃げたくなったり、腹が立ったり。そんな自分の状態になってしまう時にはいくつかのパターンがありますが、例えば私の場合は「自分が相手から尊重されていない」「見下されている」などといった自尊心が揺らがされるような時に自分の望ましくない感情の状態になりやすいということがあります。感情にコントロールを奪われるような状態に陥る原因は様々で、人によっては全く大した事ではない事が別の人にとっては感情を揺るがすものとなったりします。

しかし、この感情が全面に出て自分をコントロールするという事は本来、自分を守るために必要な事で、動物が自分の縄張りを守るようなものです。それ自体が悪であるわけではないのです。自分の身を守るために様々な反応があると思いますが、攻撃的になったり、殻を閉じてしまったり、相手を受け入れなくなったり、あるいは逃げ出したりといった事などが起こります。 チームで仕事をする上でこのような反応がメンバー同士の間で起こると、コミュニケーションが阻害され、チームとして機能しなくなってしまうような事態にもなりかねません。 特に組織を率いる立場の人たちは意識する必要があります。 リーダーがメンバーに対して攻撃的になったり、相手を受け入れなくなったりという状況はチームとしては避けなくてはなりません。

感情にコントロールされてしまう事を避けるにはまず自分が感情にコントロールされるものである事を知ることです。そして感情にコントロールされている時に「今自分は自分のコントロールを失い、感情にコントロールされている」と認識することです。 「自分はコントロールを奪われている、それを取り返そう」という意識だけでも感情は動きながらもコントロールを失わずに済むのです。 組織作りはシステムだけでは上手く行きません。必ず人の感情と向き合い、かかわり合って行く必要があります。そこでまず大切なのが自分の感情と向き合い、かかわって行くことです。嵐の様な自分の感情から逃げずに、向き合って捉える事が周りのメンバーに対しても良い関係性を築いて行くきっかけとなります。



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