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チームビルディングジャパン > 河村甚の連載コラム > 第20回『共同生活から学ぶコミュニティづくり(3)共同生活の原体験』

第20回『共同生活から学ぶコミュニティづくり(3)共同生活の原体験』

2015/12/31
チームビルディングの話をしよう
※2015年4月から始まった連載コラム「チームビルディングの話をしよう」では、代表河村がチームビルディングを切り口にさまざまなテーマでいろいろな人と話し合った内容お届けいたします。

※今回の『共同生活から学ぶコミュニティづくり(3)共同生活の原体験』は、
第18回『共同生活から学ぶコミュニティづくり(1)学寮アドバイザーという仕事に就くまで
第19回『共同生活から学ぶコミュニティづくり(2)日常に根付くファシリテーション文化』 の続きとなります。
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河村甚(以下 じん)
やすこさんの共同生活の原体験というと?

北澤泰子(以下 やすこ)
なんか私書いてます。ここに。(キャンプの感想文集・記録集を見せる)
これは私が札幌で就職して一年目の時に、夏休みにキャンプに参加してその感想を送ったものですね。

「仕事の方はまだまだひよっこですが先輩の先生方の技を盗みつつ、頑張っているところです。チームワークで仕事を進めるところはキャンプとも似ています。特に寄宿舎では生徒たちの様子を日勤、夜勤、日勤と引き継いで行き、学校の先生とも連絡を取り合い、スタッフ同士の連携プレーが大切です。毎日いろいろなことが起きて驚いてばかりもいられず、慣れてきています」

看護師さんみたいなんですけど日勤、夜勤と引き継いでゆくのが大切でした。引き継ぎながら中学生、高校生80人くらいを見守っていくのでスタッフ同士の連携、チームビルディングが大事だということがキャンプとつながっていると思います。

寮の方は24時間の生活、キャンプは夏休みなどの一定期間の生活になるんですけれども、スタッフとしてチームがベストな状態でないと、子供たち、生徒たちにベストなパフォーマンスが出せないということをここで学んだんだと思います。
そしてスタッフたちが楽しくやっていないと子供たちにも伝わってしまうので、大人(教職員)たちのコミュニケーションも大事だなと思っています。

じん
なるほどね~
感じるよね、それは。

やすこ
キャンプだと、スタッフが「ああいう大人になりたい」と思われるような(スタッフの)理想像ともなるので、目指してもらえると嬉しいなという気持ちもあるので、スタッフたちのコミュニケーションは大事だと思っています。

じん
そうだよね~
うちもチームビルディング会社だからさ、「お前たち出来てないじゃん」って言われないようにまず自分たちが理想のチームじゃないとっていうのと一緒だね。
キャンプのスタッフもある意味ロールモデルの仕事だからね。

じん
キャンプとか、生活を共にする中から学んでいく場を作る上で大切な事は?

やすこ
そうですね、キャンプの本番は夏なんですけれども、実はその一年前から準備といいますか、スタッフのチームビルディングは始まっていて、春には新しいスタッフも入ります。キャンプをする場になれなければならないという事もあって、オフシーズンも山荘に通う機会があるんです。私も大学一年生のころはそんなことにも気づいておらず、アルバイトをして冬を過ごしていたら次の出発の夏、いざ私がマネージャーになった時にご飯を作ったりするんですけども、ご飯作れなかったんですよ、全然。実家暮らしだったし、寮生活ではご飯出るし。
寮生活の弱いところはご飯を作らないというところ。自分で作る機会を作らないと与えられるばかりで、おいしいし、満足してしまうんですね。だけど普通の家庭だとお手伝いをする機会も増えると思うんですよ、中学生高校生になると。私はそれをしてこなかったんですね。それで大学生のキャンプの時に困って、スタッフ同士で「そんなにできないのは困るよ」という目で見られてしまうのでオフシーズンに行って、その時期は大人の山歩きの人たちが来るのでそこで練習させてもらって、やっと夏に子供向けにできるというのが分かりましたね。

じん
大人で練習して、子供で本番。

やすこ
こどもたちで料理をするときには、どこまで準備をしておくかも大事なんです。献立を自分で考えてもらって、材料も考えてもらうんですが、「これはこっちで代用できるから使ってね」という判断も出来るようにならないと、高いものを買ってきてしまったりするので、そういうところも見ます。

料理を一緒に作るという事や一緒に食べる体験が、チームビルディングにもなっていると思います。なのでSCC(お茶の水女子大学の学生寮)でも料理を一緒に作る過程が大事だと思っています。食がコミュニケーションを円滑にするツールとして使えると思います。

じん
そうだよね。
でも料理全然できないところから子供たちに「こうしてね」っていうところまで行くってすごいハードル高いよね。
よくやったよね。

やすこ
よくやりましたよね。
大学一年生の時、先輩たちはそんなに大変そうにやってなかったんですよね。だからなんかできるんじゃないかと思っていたら、実は先輩たちが「初めての時は出来なさ過ぎてトイレで泣いたんだよ」とかいう話を後で聞いて、みんな裏で努力してるんだなと思いましたね。
私もだんだんと出来るようになって行ったんだと思います。


じん
なるほど、海外スタディーツアーでの実体験から学んでいくプログラムについてはどうですか?

やすこ
わたしが行ったのはタイだったんですね。高校生のスタディーツアーの引率だったんです。プログラムの内容はスラムにあるNPOを訪れるですとか、10年くらい交流している公立の高校があるんですけれどもその高校で授業参観をしたり。あとはホームステイをしたりとか、バンコクから二時間ぐらいのところにある田舎の小学校に行ってみたりとか、マングローブを植えに行ったり、歴史の勉強もという事でアユタヤの遺跡を訪れるなどの体験をします。その中で体験してきたことをその日の夜に振り返りの時間というものが取られていて、まずは自分一人で静かに振り返る時間を持って自分の事を書き出します。それをグループの中でシェアすることもありますし、全体でシェアすることもあったりします。その日の体験をやりっぱなしではなくて、深めていくという事が体験学習の根底にあります。
カトリックの学校なので普段から振り返りを大切にしているという事もあるのですが、ここでは初めての事ばかり体験する10日間だったり一週間だったりするんですけれど、それをそのままにさせない、「他の人はこう思ったんだな」とか自分だけのものにせず、みんなのものとして共有するというのが体験学習ですね。

じん
そういう時に面白いのがおんなじ体験をしても出てくるものが全然違ったりするのは面白いよね。

やすこ
そうなんですよ。この時はこう思ったんだけど後から考えると違ったなとか、「この子は、こういうこと思ってたんだ」だとか、一人だけじゃ気付かない事がその集団でシェアすると気付けます。
一緒に行く人たちも高校一年生から三年生までいろんな学年が居たり、あとは全国の姉妹校からも3人ずつ参加していて初めましての集団が一緒になって10日間過ごします。普段は別々の学校なんですけれども、体験学習を通して一緒のチームになって一つのつながりができるといいなと思っていました。

じん
自分で内省した後にみんなでシェアするっていうことはとても貴重な経験だよね。
単純に知らない人同士が知らない一面を知り合う以上に、より考え方が立体的になる。
全然考えもしなかったことについて考えるきっかけにもなる。

やすこ
「こういうこと言ってもいいんだな」とか、ショックを受けることもあり、言葉にならない気持ちを話すこともあるので、うまくまとめられなくても、自分の言葉を伝えて大丈夫なんだなという安心な場を作ることも大事だと思っています。

じん
ファシリテーションだね。

やすこ
そうですね。
キャンプの方に話を戻すと、キャンプだと山に登ったり自然の中なので雨も降りますし、予定してたことと違う事も起こりますし、自分の体調も「今日は元気だ」と思っていても山に登っていたら疲れてきて周りに迷惑かけるという事もあるので、自分だけではどうしようもできない事が発生します。
人間のやりたいようにやって行くだけじゃダメで、自然の事にはかなわないし、自分だけではどうしようもならない事を体験して行きます。

プログラムを作るときも、リーダーの思いも理解しなければいけないし、それを実現するためには何が必要か、どういう風にサポートして行ったらいいのかといったことが詰め込まれています。
大学生だとまだリーダーも学生なので経験を積んでいない場合もありますので、そこをいかにサポートしていくのか、サポートしてほしいときには伝えなければならない。
チームで、集団でプロジェクトを進めるときに必要な要素が詰め込まれています。やっているときはそこまで気付かなかったけれど。
ここでリーダーシップ論とか学んでいたら、もっとうまくできたこともあったんだろうなとも思うんですけれど、その時は無我夢中でやってたのも楽しかったです。

じん
無我夢中でやっている経験から学んでいくということもまた体験学習だね。

やすこ
そうですね。

 



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