チームビルディングジャパン > 第31回『登山ガイドとチームビルディング(3)経験から学ぶ』

第31回『登山ガイドとチームビルディング(3)経験から学ぶ』

2016/06/02
チームビルディングの話をしよう
※2015年4月から始まった連載コラム「チームビルディングの話をしよう」では、代表河村がチームビルディングを切り口にさまざまなテーマでいろいろな人と話し合った内容をお届けいたします。

※今回の『登山ガイドとチームビルディング(3)経験から学ぶ』は、
第29回『登山ガイドとチームビルディング(1)背景
第30回『登山ガイドとチームビルディング(2)なぜチームビルディングを始めたのか?
の続きとなります。
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河野格1

 

河村甚(以下じん)
もともと自分はチームプレイヤーではないんだよね。一人でいるのがそもそも好きだしスポーツもスノーボードとか、陸上とか、自分でコツコツ極めていくみたいなスポーツが好き。バスケとかサッカーとか、チームスポーツ系はやって来なかった。
元々個人プレイヤーだからこそチームの良さを経験できたというのがたぶん自分の中でとてもインパクトに残っていて、「チームでやるっていうことが嬉しいんだ」ということを経験できたんだよね。

チームでって言ってもそこでは前提となる常識さえも違うような異質な人たちが集まっている中でみんなで一つのことを成し遂げるような経験が出来て、本当に仲間と通じ合えるという経験も出来たし、チームというものの素晴らしさを体感することが出来たと思うんだよね。その頃25歳くらいだったけど初めてチームの素晴らしさを経験して、自分にとって「チームの良さ」というものが大切なものになっていったんだよね。


河野格(以下いたる)
なるほど、国籍も違う人とチームビルディングしていく体験っていいですね。僕もやってみたくなりましたね。


じん
やってみたくなるポイントはどの辺?


いたる
チームってやっぱり多様性の集まりじゃないですか。日本でもいろんな人がいるとは言いますけど、世界的にみるとそんなにいろんな人じゃないですよね。元々前提となる価値観も結構似てますし、同一民族ですし。それが本当にいろんな国の方とやるって、リアルに多様性を受け入れていくっていう感じが、新たな領域に入れそうですよね。


じん
人生のどこかでそういう経験することはおすすめしたいな。日本人同士に限らず、自分と相手が同じカルチャー、常識を共有していると思うと、そもそも前提が一緒と思ってコミュニケーションをとるだとか、違っちゃまずいと思ってしまうだとかがある。でも、常識が違うので、「良いと思っていること」が違う。

例えば、結婚していないカップルで、一方が仕事をして一方が大学に行く。大学卒業したら今度は交代して働いてもう一方が大学に行くみたいなことをしていたり。日本だとあまり無いなぁと思えるような生き方や価値観、あり方にたくさん出会えたことは自分の生き方にもとても影響してる。

多様な価値観の中ではケンカするぐらいいろいろあるけれど、例えば一緒にショーをやったりすることで一つになるわけですよ。その結果オーディエンスが心動かされて感動している。そんなモノを一緒に作っている仲間という感覚も強くあった。一緒にやっている中には「ショーばかりじゃない」という人たちも結構いるんだけど、でもそういう人も含めていろんな人がいた。一つの集団として機能していたし、尊重し合えたのは意義深い経験でしたね。


いたる
なるほど。なんかじんさんが僕だけじゃなくチームビルディングジャパンのメンバーに対して、個人のやりたいことを尊重しながらチームビルディングジャパンに「その人らしく」関わってほしいみたいなことがあるのかなとずっと思ってたんですよ。そういったバックグラウンドがあったんだなって思いましたね。
そういう状態でも集団として成立できるという軸みたいなものがあるのかもしれないですし、それぞれがそれぞれの活躍をしながら、でも一つのものを作って行くというものを目指している会社なんですかね。


じん

創業当時はそこまで思っていなかったかも知れないけど、今思うのは「一人ひとりが自分らしくある」っていう事が本当に大切。理想の状態は「一人ひとりがちゃんと一人ひとりらしくあり、チームとしてはそのチームらしい」という状態。その中では歪みも生まれるし、衝突も当然あるけれど、全員が好き勝手にやっている事とは違うので、お互いに尊重や敬意を持ちながら一人ひとりが自分らしくある。そういう状態を作って行くことが本当に素晴らしい成果をあげる組織になるという思いがとても強くありますね。


いたる
同感です。
ずっと続けてきて変わってきたところはどうですか?


じん
変わってきたところですね。いや、ホント創業から考えるとすごい変わってきてるなと思う。今年10年目だけど、いろいろとやりながら学んできた。仕事をしながら学ばせていただいてるところは大きいね。


いたる
まさに経験から学ぶ。


じん

ホントに一番最初に会社を立ち上げたときは何にも無かった。でも「チームビルディングやるんだ」っていう気持ちだけはあった。最初はアクティビティを使った体験学習の手法も過去に自分が経験したものぐらいしか知らなかった。最初は知らなかったけど既に日本でも体験ベースの人材育成、組織開発をやっている人たちがいて、そういうメンバーと出会って一緒にやりながら学ばせてもらった。
それから今は話し合い方のバリエーションもたくさんあって、目的や環境に合わせて使い分けているけれども、これも最初は自分が昔経験してきたものぐらいしか知らなくて、キャパシティも狭かった。これも成長しながら学ばせていただいてきた。

あと日々学びだなというところでは、そういう知識や手法的なところだけではなく、考え方や価値観みたいなところだとか、「チームビルディングの本質ってなんだろう?」みたいな事を常に問い続けていくというか、突き詰め続けていくことによってどんどん理解は深まって行くし、会社としても自分個人としてもやっぱりやりながら成長して来てる。


いたる
なるほど


じん
この仕事の素晴らしいところって、自分たち以外の組織と深くかかわって、その成長をサポートして行くというところ。やっぱりその中でやってきた事だったり、見せてもらってきたことだったりは自分自身や自分たちの会社の成長にすごく影響してる。
例えばある会社の状態を観察して、「現状こういう状態だから、かかわり方はこうして行こう」だとかやっているわけだよね。で、同じことを自分たちの会社に当てはめて考えることが出来る。通常は自分たちの組織の状態を客観的に見にくかったりするけれど、他の組織を見ることで「自分たちはどうだろうか?」と見直させてもらう機会も頂いている。

うちはチームビルディング会社なので自分たちがまず実践しているということがすごく大事。つまり、「あなたの会社良くしますよ」と言っているんだから「自分たちの会社はどうなんだ?」っていうことは常に問い続けていなくちゃいけない。そこがキモ。
誤解を恐れずに言ってしまえば、お客様のチームビルディングよりも自分たちのチームビルディングがまず大事。それが出来ないのに「出来ますよ」って他の会社に対して売るのは不誠実だと思ってる。だからまず自分たちがやる。
もちろん常に実践しようと思って頑張っていてもいたらない部分もあるかもしれないけれど、それを目指して頑張っていかなくちゃいけないし、「自分たちはチームビルディングの専門会社です」って恥ずかしくなく言えるくらいの自信を持っていなくちゃいけない。


いたる
大事だと思います!



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