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第78回『話し合い方入門 ~ グループワークのガイドブック ~』

2022/01/20

「誰から話し始めていいのかわからず、気まずい空気が漂う」
「話し合いを盛り上げたいと思うけれどどう活性化していいかわからない」
「進行役やファシリテーターの役割を任されたけどどうやったらいいのかわからない」

社内での日常で起こる会議やグループワークで、どのように話し合いを進めたら良いか困っているというお悩みをよく聞きます。

話し合いには「型」があります。
「話し合い方が分からない」というのはその「型」を知らないだけです。
話し合いの「型」を知っていればもっと楽に、もっと自由に話し合いができます。

今回の「話し合い方入門」シリーズでは、話し合いの「型」をお伝えし、みなさんの悩みを解決していきます。

話し合いの「型」とは何でしょうか。
例えば、海外旅行をイメージして見てください。
買い物やレストランの注文の仕方や、その国独特のマナーや必要な言葉が分かっているだけでも少し安心ですよね。
ガイドブックを見て、「この国ではチップをいくらくらい渡すんだな」「ドレスコードはこうなんだな」ということが分かっているだけで安心してレストランに行くことができます。

同様に、話し合いの「型」を知っているだけでも安心して話し合いの場に臨むことができます。

話し合いの世界というのは大変奥深いものです。このシリーズで全てをお話することはできません。
今回は入門編。いわば話し合いの旅を楽しむためのガイドブックです。
使える心構えやテクニックをご紹介していきますので、気軽に話し合いの世界に足を踏み入れてみていただければと思います。
また、ファシリテーターや進行役になったときに使えるテクニックも紹介していきますので、しっかり身に付けて話し合いを楽しみ、かつ成果を出せるようになってください。

「話し合い方入門」シリーズでは、以下の内容をお伝えしていく予定です。

●話し合いに臨む心構えやスタンスによって、話し合いそのものが変わります。
まずは心構えを把握しましょう。

●話し合いには「流れ」があります。
話し合いが行き詰まるとドキドキしたり心配になったりする人も多いようですが、「話し合いには流れがあり、途中行き詰まるのもその流れの要素のうちの一つである」ということを知っているだけでも、安心して話し合いに臨めるようになります。
混沌とした状態が話し合いの流れの中で起こることの意味を説明していきます。

●話し合いには始め方があります。
「では、話し合って結果を出してください」と突然話し合いの場に投げ込まれたときに、どのように話し合い始めたらよいかわからないという声を大変多く聞きます。

話し合いの始めにはお互いの探り合いが起きます。
「誰が話し始めるだろう」「最初に話し始めたら自分が仕切らないとならないのではないか」・・・さまざまな不安が入り混じって、話し始めることができません。

ここでは話し始められない理由や背景も説明しつつ、話し合いの始め方のテクニックをご紹介します。
実践することによって、もしファシリテーターを任されたときにもメンバーが話し合いやすい関わり掛けができるようになるでしょう。

●「グループワークで何を話したらいいのかわからない」という人も多いようです。
発言には種類があります。
・具体例を挙げたりエピソードを紹介したりしてメンバーが考えるきっかけを与える
・話し合いをどんどん促進させていく
・突然アイデアを思い付く
・話し合いを整理する
・掘り下げて本質を考える
これらのなかで自分に向いている役割を考えることによって、話し合いの中でどのような種類の発言すればいいのかわかるようになります。

●進行役(ファシリテーター)を引き受けたくないという人も多くいます。
でも、どうして話し合いの仕切り役、ファシリテーター役が嫌になってしまうのでしょうか。
「じゃあAさんどうですか」「Bさんの意見は」というように「進行役+誰か」という1対1でのやり取りを繰り返さないとならないと思っているからではないでしょうか。

本来、良い話し合いでは、1対1の「線」の話し合いがたくさん起こるのではなく、もっと縦横無尽に「面」の話し合いになります。

ファシリテーター役を嫌がっていた人でも、「面」の話し合いができると変わります。
ファシリテーターがいちいち問い掛けなくても、メンバー同士の問い掛けで場が広がっていくからです。

「線」と「面」とでは全く質が異なります。ここでは「面」の話し合いをどのように起こしていくのかをご紹介します。

●「仕切りたくないし、目立ちたくない。けれど話し合いの流れを良くしたい・・・」
こんなときに、できるだけ目立たずファシリテーターの立場を取らずに、一参加者の立場で話し合いの流れをつくる方法があります。

ファシリテーターはやりたくないけど話し合いは良くしたい人にぴったりの、仕切らずに話し合いの流れをつくる関わりかけのテクニックがご紹介します。
ちょっとした関わり掛けで話し合いの流れをつくることができるようになるでしょう。

●今の時代、正解のない課題の最適解を見つけるためにチームの力が必要とされています。
グループワークやプロジェクトチームの会議などで、最適解を見つけるための話し合いの意味と扱い方を解説します。

このシリーズでご紹介するグループワークや会議での話し合い方は、最終的には「チームの力を活かす」ことにつながっています。
正解のない課題の最適解を見つける話し合いがどのようなチームづくりにつながるのかを説明します。

「話し合い方入門」を読み実践することによって、話し合いやグループワークに対して「嫌だな」「不安だな」と思っている方も、少しでも話し合いが楽しみになったり、ファシリテーターの役割をとってみようと思えたり、不安なく話し合いに臨めたり、よい成果につながったりすることでしょう。

次回はまず、話し合いの前提となる心構えについて解説します。




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