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第42回『新年の抱負』

2013年01月03日

チームビルディング・ノート

体験学習を使ったチームビルディングでは心が動く体験を使い、そこで起こったことや感じたことをベースに振り返り、その意味を捉え直し、次の行動に反映させて行くことを繰り返してゆきます。これは本来、プログラム中よりも日々の活動の中でこそ行われるべきもので、これを行う事によって行動や考え方を磨いて行く事が出来ます。
実際、個人や組織でその取り組みが行われています。企業であればキックオフなどで共有を図られる方針、個人であれば新年の抱負なども同じような使い方がされています。皆さんはどのように活かしていますか?私自身や私たちの会社でも上手く活かされたり、そうでない場合もあります。
今回は節目に使う目標や指針などの活かし方のコツについて考えてみましょう。

例えば、新年の抱負ですが、昨年の新年の抱負を覚えていますか? 良くある失敗は抱負を立てても忘れてしまうという事です。目標や指針を設定するには一年間は長い時間です。使っていなければ当然ながら忘れてしまいます。忘れないための一番のコツは日々使い続ける事です。使わなければそもそも抱負を立てた意味も無いですが、立てただけで満足してしまい、使われないケースも多いのです。
ではそれを「使う」とはどういうことかというと、目標であればブレイクダウンして3ヶ月単位や数週間単位の目標に落とし込んで日々の行動につなげる事です。指針などであれば行動に落とし込むのではなく、日々の判断の軸にして毎日、又は一週間、一ヶ月単位でも振り返りながら使う事です。例えば、自分の場合は毎週月曜日にタスクリストで自分の目標や指針を確認するようにしています。そうすることで少なくとも一年経って忘れてしまったなどという事は無いですし、実際に日々使う事で一年後に振り返ると変化が感じられます。
これは、誰でも同じようにタスクリストで機能するかというと、そうではありません。自分の場合は常にタスクリストを使って仕事をやり繰りしているのでこれで上手く行きますが、人によってはタスクリストそのものの使い方や意味合いも変わって来ます。自分に合うやり方で日々使う方法を試してみると良いと思います。

もう一つのコツはまた次の節目で振り返るという事です。新年の抱負であれば次の年の抱負を立てる前に前の抱負を振り返ってみます。もちろん、日々使っている人であれば一年の節目に振り返るだけではなく、日ごと週ごと月ごとに振り返っていると思いますが、一年の総括として振り返ってみます。使って来なかったとしても振り返ってみます。そうすることで自分の行動や思考、判断などを捉え直し、次に活かせるのです。

節目はこのようなサイクルを回すだけでなく、改めて感謝の機会としたり、原点に立ち返ってみたりといった使い方が出来ます。

気分一新の節目。皆さんはどのように活かしますか?

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