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第18回『1+1が0.5になってしまうチームとは?』

2008年04月03日

チームづくりレシピ

1+1を2より大きくしてゆくのがチームビルディングだと言われますが、多くの場面でこれと反対の事が起きています。つまり、組織で仕事をしているのに個人の総和よりも小さな成果しか上げられないという状態です。これは、お互いの能力を発揮できないどころか、打ち消しあうような状態になってしまっているために起こります。

こういったことはメンバー同士、仲の悪い組織で起こるように思えそうですが、実は「仲を悪くしない」ことを意識する組織でも起こります。トップダウン型でまわりが意見を言えず、またメンバーが自分たちがやっていることは正しいと信じている。組織の和を乱さないことが重要だと考えている。こういった組織の中では倫理観も自分たちの組織の理論に則ってゆがみ、正当化されてしまいます。企業の不祥事が絶えないのもこのためでしょう。このような思考に組織が陥ると正しい判断ができなくなってしまうのです。

集団で物事を行ったり、意思決定を行う場合にはこういったことが起こり得ます。しかし、高い成果を出すチームでは全く違う事が起きているのです。

高い成果を出すチームでは、自己主張や意見の投げ合いが活発に行われます。しかしそこにはお互いに対するリスペクト(尊重・敬意)があり、多様性の価値を大事にしているため、相手を批判することそのものを目的としたような意見は無くなってきます。全員が共有している目的が明確にあり、それを軸にまとまってい ます。

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