HOME 河村甚の連載コラム 第59回『ミュージカルで社会づくり(2)「異なる」を楽しむ社会の実現』

第59回『ミュージカルで社会づくり(2)「異なる」を楽しむ社会の実現』

2017/06/29

チームビルディングの話をしよう
2015年4月から始まった連載コラム「チームビルディングの話をしよう」では、代表河村がチームビルディングを切り口にさまざまなテーマでいろいろな人と話し合った内容をお届けいたします。

今回の『ミュージカルで社会づくり』は、NPOコモンビート理事長として
ミュージカルを通して人材育成をしていらっしゃる
安達 亮さんをお迎えしての対談です。

▽特定非営利活動法人コモンビート
 https://commonbeat.org/
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目次

 

 

コモンビート理事長になるまで

河村 甚(写真右、以下 じん)
りょうちゃんはコモンビートやその他で何をしているのか、
詳しく聞かせてください。

安達 亮さん(写真左、以下 りょうちゃん)
はい。まずNPO法人コモンビートでは理事長を務めており、代表者として、「個性が響きあう社会」づくりを牽引しています。

具体的には、団体の経営面を担っており、活動を支えるための資金調達や他社、他団体への営業などをしてビジョン・ミッション実現の推進力を生み出せるように、日々動いています。 組織を下からぐっと押し上げるためのバネのような役割になれるといいなと思っています。

コモンビートの代表になったのは2014年。まだ3年しかやってないんですね。それまでは2004年から10年ほど事務局長として現場のコーディネートをしていました。立ち上げからいろんな人と話し合いながら組織の枠組みを作り続けてきましたね。当初はNPOの意味もわからなかったですが、独学で体当たりで組織運営を勉強して、実践してきました。

さらにさかのぼってお話ししますと、大学卒業後、そのまま企業に就職することにとても違和感があったので、地球一周の船旅を企画するピースボートに乗船して、多様なものを見て回るという選択をしました。。
ピースボートの船内プログラムでコモンビートに出会いました。
乗船者から参加者を募って英語で異文化理解をテーマとしてミュージカルをつくるというものです。「ミュージカル」そのものにはあまり興味がありませんでしたが、船の中を窮屈に感じていたのもあり、これをきっかけに多様な人と出会えるなら楽しいなと思って、プログラムに参加してました。歌って踊るって意外と楽しくて、新たな自分を発見できましたし、何よりみんなでつくったミュージカル「A COMMON BEAT」が大好きになりました。

船旅から帰国後、ミュージカルの出演者として、コモンビートの活動に強く共感していましたし、NPO法人として設立してまもない、まだ何も形のないところからいろいろつくっていく仕事としても面白味を感じていたので、お誘いを受けたのを機に大卒でNPOに就職する形になりました。大学を卒業してすぐにNPOに入るのは、2004年当時はまだ結構珍しかったですね。

それから10年コモンビートで事務局長をやって・・・という先ほどの流れがスタートするわけです。。

 

パーソナルミッション

りょうちゃん
そして今、僕はコモンビート以外にもNPOや非営利組織運営のお手伝いをさせていただいています。

自分のテーマは、「違いを認めあう」ということ。
多様なものって面白いし、それは違いでもあります。

「異なるを楽しむ社会の実現」をパーソナルミッションで持っているので、NPO法人日本ブラインドサッカー協会という視覚障がい者のサッカーの統括団体の理事を務めさせていただいたりとか、10年以上のNPO実務歴を活かして、NPO法人CRファクトリーというNPOを支援するNPO団体で、「強くあたたかい」組織づくりを普及する業務をお手伝いさせてもらったりしています。
大学を卒業して、自分でいろいろ勉強しながらコモンビートを運営してきたことを生かしながら、パーソナルミッションに向かって歩いているという感じです。

じん
いいですね?。

りょうちゃん
気づいたらそんな風になりました。

じん
人生の選択を自分でしてきていますよね。

りょうちゃん
今振り返ると「大学生の「自分」よく判断した!」って思いますね(笑)。

じん
選択の積み重ねで、ありたい自分への流れを作ってきたんだろうね。
いいね。いい人生歩んでるね

りょうちゃん
そうですね。そこは自分でも自信があります。楽しいですね。

じん
りょうちゃんみたいな仕事をいいなって思う人はいっぱいいると思う。
でも、そのためにはどうしたらいいの?って言っても別にマニュアルがあるわけではないしね。
その瞬間の選択だったり、たまたまのご縁の積み重ねなんだろうな。

様々な「人生の生き方モデル」に触れる

りょうちゃん
とにかく、いろんな人に出会えたのは財産だと思っています。たくさん話す中でいろいろな選択肢をもらえた気がしています。

先ほども少し触れましたが、大学卒業後に就職をしないと決めた理由の一つに、大人との出会いが少ないということがありました。

会社に入らなくてはいけない、就職活動をしなくてはならない、という世の中の流れがあるじゃないですか。その不可抗力な流れが気に食わなかったですね。でも自分が知ってる年上の大人って、先生と両親ぐらいしかいなくって、
だから基本的に働く職業って「会社員」しかわからなくて。

じん
なるほどね。

りょうちゃん
僕は、会社員になりたいのか、と問いかけたときに
会社員以外でもいいんじゃないか、と思ったんです。

でも会社員以外の大人とは出会ってないしなぁ・・・狭いなぁって思ったら
なんか気持ち悪くて・・・、それで就活をやめちゃったんですよね。

それからは、いろんな場所に行ったり、いろんな国の人に出会ったりしました。コモンビートの活動に魅力を感じたのも、この一環ですね。

コモンビートには、年齢や職業、性別などバックグラウンドが違う人がたくさんいます。いろんな「人生の生き方モデル」に触れるには非常に良い環境ですね。本当に多様な人が活動に参加しています。
大人になっても迷ってる人ってたくさんいるじゃないですか。
でも大学生からしてみると、大人は何事も決めりきっていて、自分の人生を迷い無く進んでいると思っていたりするんですよ。でも、大人になってみると「そうじゃないんだよなぁ。」って思いますね(笑)。

70歳でも迷ってる人もいますし、逆に20歳で人生決めちゃってる人もいますよね。
お金持ちもいれば、少ない収入の中で工夫して生きてる人もいるし。
でもどっちが幸せかっていったら、別にどっちも幸せみたいな世界もあるわけじゃないですか。そういう人生の考え方の振れ幅は、大学生の頃には分からなかったですね。

じん
そうだよね。たしかに。
あまりいろいろな生き方モデルに触れてない人は
これが当たり前みたいに位置づけちゃう。
それってすごくもったいないよね
その人はその人でハッピーな状態なのかも知れないけど。

俺もコモンビートと親戚関係のUp with Peopleに参加したときに
ほんとにいろんな生き方モデルに出会ってね。

Up with Peopleはホームステイをして家庭に入っていくんだけど、
参加する前はホームステイに面白味を感じてなかった。でもやってみたら
そこにいろんな生き方の人たちがいて
一緒に住まわせていただく中で、人生の一端を見せてもらう
すごい豪邸に住んでいる人もいれば、すごく貧しい家の人もいて
でもそれぞれがそれぞれのやり方で我々を受け入れてくれてね。
なんでこの人たちこんなに優しくしてくれるんだろう、って思ったね。

いろんな生き方モデルに触れさせてもらえたおかげで、
成長させてもらったなぁと思う。
だからやっぱり、りょうちゃんの人生の選択、いいよね。

りょうちゃん
じんさんとはまだ3回しかお会いしたことがないのに、こんなに気が合うのは、
同じような経験をしてきているからかもしれませんね。




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