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第52回『チームを支え上げるリーダーのあり方』

2009年07月23日

チームづくりレシピ

リーダーのあり方には多様なものがあります。パワーで引っ張って行くボス型リーダーやメンバーを支えるコーチ型リーダーなど、人によって様々です。「強く引っ張って行くリーダーが必要だ」と言われたり、「もっと部下を活かせるコーチ型のリーダーであるべきだ」と言われたりもします。
チームビルディングのファシリテーターもチームのリーダーではありませんが、チームに対する接し方は様々です。ファシリテーターのあり方として、私たちも大事にしているのは「チームの変化を本気で支え上げる」ということ。これはリーダーのあり方としても大事なことです。

チームの変化を本気で支え上げるためにまず大事なことはそのリーダーのコミットメントです。「このチームで絶対にやり遂げる!」といった本気の思いが無いと始まりません。
そして絶対に成し遂げる目標を明確に示します。その上でそれに向かってチームが活性化し、熱くなり、激論を交わすように支援して行きます。ここで重要なのは熱くなって激論できるチームかどうか?という事です。
うまく行かないボス型リーダーは激論を封じます。反対意見を封じて、自分のやり方で進めてゆきます。うまく行かないコーチ型リーダーはメンバーの意見をよく聴くものの、それぞれのメンバーがやりやすいようにやってしまい、激論から逃げてしまいます。
ボス型が悪いとか、コーチ型がわるいという訳ではありません。チームが熱く、本気でぶつかり合いながらも、苦しみながらもゴールへ向かって行くことができない環境にしてしまうやり方がまずいのです。

チームを本気で支え上げるリーダーはチームで目標を達成する事を本気で目指しています。そのためにコミットするからこそチームに厳しくもなれます。受け入れる事もできます。これはやり方ではなくてリーダーのあり方なのです。「このチームなら絶対に出来る!」と信じているからこそチームに対してそう言って支え上げる事ができます。ただ形だけ真似して同じ事を言ってもチームは動きません。
リーダーのあり方がチームを変えてゆきます。

チームを支え上げるリーダーのあり方
● 「絶対にやり遂げる!」といったゴール達成への本気の思いがある。
● 力で激論を封じない。きれいごとで激論から逃げない。
● 「このチームならできる!」というチームへの強い信頼がある。

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