チームビルディングジャパン > 第13回『自然体のリーダーシップ(1)出会い』

第13回『自然体のリーダーシップ(1)出会い』

2015/09/24
チームビルディングの話をしよう
※2015年4月から始まった連載コラム「チームビルディングの話をしよう」では、代表河村がチームビルディングを切り口にさまざまなテーマでいろいろな人と話し合った内容お届けいたします。
—————————————————-

今回の対談のお相手は田頭篤さんです。
田頭さんは特定非営利活動法人 日本ファシリテーション協会(FAJ)でも活躍されるファシリテーターで、昨年まで会長も務められました。スカイライトコンサルティング株式会社にて、ファシリテーションを活かした企業向けコンサルティングサービスやトレーニングを提供されています。

 

河村甚(以下じん)
今回たがしーと対談やりたいなとまず思ったところは「自然体のリーダー」だなぁ、というところ。

 

田頭篤(以下たがしー)
何を見てそう思うの?

じん
常に頭の上に吹き出しで「ま、いんじゃね?」って浮かんでそうな感じ(笑)
かしこまってないし、半ズボンでうろうろしてるんだけどその実は日本ファシリテーション協会会長ですみたいなところとか。

とても大きな団体のリーダーなのに周りの人たちををかしこまらせない。

それからたがしーとはどんな話をしても面白い話になりそうだし、それは自分たちが面白いだけじゃなく、周りの人たちも面白がってくれるような話ができるんじゃないかと。

 

たがしー
うんうん

 

じん
テーマはいろいろありそうだけどまず思い浮かんだのがその「ま、いんじゃねリーダーシップ」というか、ゆるっとした自然体のリーダーシップについての話。

 

たがしー
(かばんをガサゴソ。水性マーカーを取り出し、貼ってある名前シールを見せる)

 

じん
なにこれ(笑)

 

たがしー
いんじゃねシール
関係なかったかな?

 

じん
いや、関係ある、関係ある(笑)

 

たがしー
どんな話であれ、面白くなると思うけど、今回の対談で特に期待してることはある?

何かの新しい知見が得られるといいな、とか

 

じん
自分たちにとって面白い話ができて、それを読んでくれる人がおもしろがってくれるのがいいかな。

 

たがしー
なるほど。僕もじんちゃんと話せば何か面白いこと話せるかなって思って来た。

基本、じんちゃんは面白がるでしょう?

何かというと「おもしろーい」って言ってくれるイメージ。

 

じんちゃんっていうと思い出すエピソードがあってさ。FAJの運営委員会へ初めて行った時に、じんちゃんがかばんから人形みたいなのを取り出してトーキングオブジェクトとして使い始めたのよね。

 

じん
普通は突然かばんから人形出てこないからね(笑)

 

たがしー
結構驚いた(笑)。

もう1つあってさ。仲間内でオンラインでマインドマップを作ってた時のこと。最初はじんちゃん、あんまり書いてなかったんだよね。それが、ある程度形が見えてきたところで僕が現状こんな感じですってメーリングリストに流したら書き込み始めてさ。「今どういう状態か見せてくれたから書きたくなった。それがなかったら最後までやらなかったんじゃないか」って話してくれて。

その時に、何かを見せることでやる気になるってことがあるんだなって。今の状況をポンと出すだけで物事が進むってことがあるんだなって、教えてもらった。

 

じん
ただ今の状況を見せただけなのに、それだけで今まで何もやらなかったヤツが書きたくなった。

 

たがしー
そうそう。

そのことは後々も活きててさ。例えばファシリテーションフォーラムの実行委員長をやった時。

メーリングリストでやりとりしていると、情報が錯綜するでしょ? その時に、今流れている情報を箇条書きにして「今ってこうなってるよね」ってメーリングリストに流すだけで助かる人が結構いてね。「あぁ、これって同じことかな」と。じんちゃんにマインドマップの状態を見せたことと同じ。今の状態を分かりやすく見せる。

 

じん
ホワイトボードの前に立って書記やりますっていうのと近い感じだね。

 

たがしー
ああ、近い気がするね。今何が起こっているのかって断面を切り取って見せるのってリーダーの役割な気がするんだよね。逆にその役割を取ることでリーダーシップを取ることが可能なんだろうなってちょっと思ったんだよね。

 

じん
なるほど、つまりそれによって他の人の行動が促されるってことだよね。やってることは「整理して見せただけだよ」ってことかもしれないけれど、それによって人の行動が促されればリーダーの役割だよね。

 

たがしー
ところでもう一つ聞きたいことがあってさ。じんちゃんから見ての僕のエピソードってなんかない?

たがしーといえば・・・みたいな。

 

じん
エピソードっていうとかしこまっちゃってなんかすぐ出てこないんだけど、たがしーのイメージっていうと、さっきの話とつながるけどやっぱりゆるさ、柔らかさ。

ある意味なにか自信を持っているからこそできるゆるさなのかもしれないし、それがいい結果を出すなのか、いい影響を及ぼすなのか、何かしらの確信があってのあえてのゆるさなのか、なにかそういう感じだなと。

 

たがしー
なるほど。

 

じん
よくよく考えるとたがしーがFAJ会長だったときは僕は会員じゃないからたがしーの会長の姿は見てないんだよね。たがしーをちゃんとかしこまって紹介しようと思うと実はそういうところってよく知らない(笑)

面白い集まりで一緒に話してるところは良く知ってるけど。

たぶん普段会ってる感じのこのままやってるんだろうなと。

仰々しくなく、ゆるーくやってる風で信頼されて周りが集まってくるような半ズボン会長なんだろうなって。

 

たがしー
でも自分でそんなに自信持ってるとか言えるほど強くないと思ってんだよね。

 

じん
自信満々オーラは出てないね。でも、不安とかそういうのがないのかな?焦ってない感じ。

焦ってる人って自分自身以上に自分を見せようとか、無理して頑張ったりしないとならない。それが成長につながるという面もあるから必ずしも悪い事じゃないけど。

たがしーはそういう無理している感じがしない。変にカッコつけようとか、自分自身以上に自分を見せようとしないとか。それでいてすごく慕われている。

 

たがしー
ほめられるとくすぐったいね

 

じん
たがしーってあんまり嫌われないんじゃないかと思って。

 

たがしー
嫌ってる人もいると思うよ。嫌ってる人は周りからいなくなってるんじゃないかなぁ。わかんないけどね。

でも僕自身が嫌いな人はあんまりいないね。

周りの人からは、僕自身が思っているより嫌われてないように見えるってことかなー。

 

じん
たがしーと言えば、FAJ系のつながりの楽しい場に行くと結構な割合でたがしー居るよね。色々あるけれど朝部(*1)とかね。

 

たがしー
朝部ね。あれを初めた時のことも思い出深い。

FAJの土曜日の定例会に来れない人いるよね。平日夜でも来れない人いるよね。ってところからじゃあ朝やっちゃう?とかってなった。

「面白いねー」ってその場のノリで。

で翌翌週あたりから本当に始めてた。有楽町にあるイリーってカフェで。朝7:30から。

 

じん
そうだよね。有楽町のイリー通ったね~

 

たがしー
あれ面白かったよね。やるって決まったのほぼノリだよね。ノリで結構やれちゃうものだな、と思った。もう40過ぎてる中年のいいおじさんたちがノリで楽しい事つくれんじゃんって。

 

じん
「これ面白いからやってみようよ」って言って、ホントにやっちゃうことが出来る仲間っていいよね。

 

たがしー
そういう意味では「ベテランファシリテーターの集まり(*2)」に声かけた人の条件は、とにかく面白がれる人。で、次に実際に現場でファシリテーション使ってる人。

 

じん
あれも面白かったね~。

 

たがしー
あの時も、「そういう目的だったら行かない」って言っていたメンバーが「会いたいな~」と言われて結局参加したってことがあったじゃない? 感情が相手に伝播して人が動くって、ああいうことなんだよね。

 

そう考えると、心動かされてやる気になるって色々あるね。写真一枚メールするだけでも、今あることを整理して投げるだけでもそうだし、「会いたい~」って言うだけでも。ちょっとしたことで結構ね。

 

じん
確かにねー

 

たがしー
でもそこには必ず何か、写真一枚メールするにしてもそれをやることが面白いって気持ちが乗っているというかね。何の面白みもないと思ってる写真を送っても多分伝わんないとかね。

 

じん
やっぱり伝えようとしている側の感情が乗っているかどうかというところが結構キモだよね。それが無いと多分伝わらないんだよね。




*1 朝部
ファシリテーションについて語り合う定例の朝勉強会。

*2 ベテランファシリテーターの集まり
「ベテランファシリテーターが合意形成の話し合いを行うときにそのプロセスでどんな事が起こっているんだろう?」という事を大学で学術的に研究するために集められた集まり。本当にベテランかどうかの客観的基準は無く、たがしーの主観で「面白がれる人」が集められた。



チームビルディングジャパンの研修・プログラム


ご相談・お問い合わせ

チームビルディングの研修・プログラムのご依頼・ご相談は、お電話かお問い合わせフォームからどうぞ



メールマガジン登録

河村甚の連載コラムをメールでお届けします! メールマガジンを登録する
法人向けサービスメニュー 個人向けサービスメニュー チームビルディングカフェ 各種資料のダウンロード
ご相談・お問い合わせ
チームビルディングプログラムのお問い合わせは、こちらのフォームからどうぞ