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第55回『社会の「ものさし」から自由になると、仕事はもっと幸せになる』

2025年04月22日

「仕事なんだから我慢して当たり前」
そんな言葉を耳にすることが、今でも少なくありません。

けれど、本来仕事はもっと自由で、自分らしくいられるものであっていいのではないでしょうか。
自分の強みや個性を活かして、誰かに喜んでもらえる。
そんな働き方こそが、人の心を満たし、生き生きとした毎日をつくってくれると感じています。

以前は、「仕事ができる人に見られたい」「評価されたい」という思いが強く、
“かっこいい自分”を演じて働いていた時期がありました。
ちゃんとした服を着て、丁寧にふるまい、
仕事用の自分をつくり上げることで、信頼を得ようとしていたのです。

でも、どこかにいつも窮屈さがありました。
自分ではない誰かを演じて得る評価や報酬には、どこか虚しさがつきまといました。
心地よさよりも、「こうあるべき」が優先されてしまう日々。
そうした働き方に、次第に違和感を持つようになりました。

そこで、仕事とプライベートの境目をなくし、
“自分らしい自分”のままで働ける道を選びました。
その思いから立ち上げたのが、チームビルディングジャパンという会社です。

ここでは、働く仲間一人ひとりが、自分らしさを活かして働いています。
自分が夢中になれることを通して、人に喜んでもらい、
その結果として対価をいただく。
給料のために自分を犠牲にするのではなく、
自分の魅力や力を最大限に発揮することで、自然と報酬がついてくる。
そんな働き方を大切にしています。

けれど、世の中を見渡すと、
「お客様の期待だから当然」「仕事だから仕方がない」
と、自分の気持ちを後回しにして働いている方がまだまだ多くいらっしゃいます。

誰かの期待に応えることばかりに追われるうちに、
自分の気持ちや人生が削られていくような働き方。
たとえ成果が出たとしても、心が満たされないまま過ぎていく日々。
それは、本当に幸せな働き方と言えるのでしょうか。

社会にある“当たり前”を否定したいわけではありません。
でも、その価値観のなかで幸せを感じられないのであれば、
ほかにも選べる生き方がある、ということを伝えていきたいのです。

今あるものさしだけで測らなくてもいい。
自分の中にある「こうありたい」「こんなふうに生きたい」という気持ちを大切にして、
それを自分自身のものさしにしていく。

いい大学に入って、いい会社に就職して、高い年収を得る——
それだけが幸せのかたちではありません。
100人いれば100通りの幸せがあっていいはずです。

たった一本のものさしでは測れない価値が、誰にでもきっとあるはずです。

その価値を信じて、
誰かの期待に応えるだけでなく、
自分のよろこびも大切にする働き方を選んでいただけたら嬉しいです。

自分のものさしを見つけるのは、簡単なことではありません。
でも、それでもなお、自分の感覚を信じて選び続けてほしい。
そうして“自分らしさ”を大切に働く人が増えていけば、
社会はもっとやさしく、あたたかくなっていくのではないかと思うのです。

その輪が、これからも静かに、でも確かに広がっていくことを願っています。

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