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河村甚の連載コラム

「チームビルディング・バイブル」

代表・河村に、チームビルディングの本質についてインタビューしていきます。隔週更新です。

  • 第30回『アクティブリスニング(2) 傾聴の心構え』

    前回は、「相手の持っている当たり前は何なのかに興味を持って聞くこと、相手にとっての当たり前を自分はわかっていない、相手の当たり前を理解したいという気持ちで聞くことが、積極的に聴き、メンバーの意見を引き出せるようになるためのスタート地点である」ということをお伝えしました。

    今回から3回にわたって、コミュニケーションのテクニックである「アクティブリスニング」を詳しくご紹介していきます。

    • 第330回 傾聴の心構え
    • 第331回 言語による傾聴テクニック
    • 第332回 非言語の傾聴テクニック

    コミュニケーションが苦手な人も、型通りにやればある程度できるようになりますし、チーム内だけでなく、さまざまなところで活用できます。
    苦手だと思っているみなさん、まずはコミュニケーションの「型」を覚えて真似してみましょう。
    やってみた結果、「意外とコミュニケーションって楽しいな」「相手も喜んでくれるし、自分も楽しいな」という気持ちが湧いてくればしめたものです。
    どんどんいろんな人とコミュニケーションが取れるようになり、さらにコミュニケーションがうまくなっていきます。


    コミュニケーションの技として有名なのが「アクティブリスニング」です。

    アクティブリスニングは、カール・ロジャースを中心に、カウンセリング分野で発達してきたテクニックです。日本語では「積極的傾聴」と呼ばれます。

    「型」を知って使うためには、その前提となる姿勢や心構えが大切です。

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  • 第29回『アクティブリスニング(1) チームメンバーを活かす聴き方』

    今、多くの組織で、ピラミッド型の階層構造にフラット型の組織構造を取り入れようとする動きが見られます。

    しかし、いざピラミッド型組織でフラット型のコミュニケーションを取ろうとすると、ピラミッド型組織の“上の人”がしばしば陥る罠があります。

    それは、「部下の話を聞こうとして、リーダーが黙ってしまう」ことです。

    どういうことか説明していきましょう。

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  • 第28回『フラット型組織が求められている要因 社会環境の2つの変化』

    河村 甚(以下じん):「チームビルディング・バイブル」では、これまでフラット型組織のつくり方を紹介してきました。

    なぜ今、フラット型組織が求められるのでしょうか。それは、組織構造がピラミッド型のままでは、現在の社会環境に適応できないからです。

    ピラミッド型構造でこれまで組織を大きくして成果を出してきた会社が今困っている…というケースがたくさんみられます。

    今回は、

    ●今、フラット型組織が必要とされている。
    ●フラット型組織が求められる背景には、社会環境の大きな変化がある。

    というお話です。


    ―――社会環境の変化によって、適した組織構造も変わってきているということですが、「環境の変化」とは具体的にはどのようなことですか?

     

    じん組織に影響を与えている社会環境の変化は、大きく2つあります。

    1つは、技術進化スピードの速さです。
    AIやRPAなど、人間がやっていたことを機械がどんどん簡単にできるようになっていますね。
    このように変化が著しい状況では、誰も「正解」を知りません。
    自動運転、MaaS、ドローンなどは、法律からルールを整えていかなくてはならないような状態です。
    このような環境では、「今は存在しないないものを作る」「何にもないところから作る」「何にもないところに生み出していく」ことが必要になります。

    もし正解を誰かが知っていることであれば、先人の知恵を教えてもらえば済みます。例えば「車を運転するなら、赤信号では止まればいいんだよ」と教わればみんなできますね。「こうすればいいんだよ」「じゃあそれをすればいいや」でいいわけです。

    でも今は、ものすごい早さで変化している。誰もどうしていいのかわからないし、何も決まっていない。このような状況下では、ピラミッド型組織によく見られる「上の人が正しい方法や正解を下の人に教えるスタイル」ではうまくいきません。

    組織構造をフラット型にし、多様な価値観や視点を掛け合わせて、どの選択が最適かを試行錯誤していかないと結果は出ないのです。

     

    ―――なるほど。もう1つは?

     

    じんもう1つは、個がより大切にされる社会になったということです。

    働き方改革のなかでも、自分らしく働くことや多様な働き方が推進されていますね。
    例えば、この人は在宅勤務で、この人は○時から○時までオフィス勤務していて、この人は時短勤務で副業していて…というように、一人ひとりの生き方に合わせた多様な働き方が大切され始めています。

     

    ―――「一人ひとりの生き方に合わせた多様な働き方」の実現は、ピラミッド型組織では難しいのでしょうか?

     

    じんピラミッド型組織では型通り同じように働くことが求められますから、多様な働き方に対応するのは得意ではありません。

    経験の浅い新人が、経験をもつ先輩から「正解」を教わって、新人は先輩と同じことができるようになること。それを求められるのがピラミッド型組織です。

    「同じことができる」「同じ価値観で動く」「同じ人たちがたくさんいる」という状態、つまり、1つの正解をみんなが同じようにできるようになり、それがたくさん増えていったときに組織として成果が上がるのがピラミッド型組織です。でも、技術変化が激しい今の社会には「正解」がない。

     

    ―――取り巻く状況が変化しているのですね。

     

    じんこれからの社会では、一人ひとりがより自分らしく働けるという会社の方が成長していくし、社会的に受け入れられていきます。元々は個を大切にしないことが悪いなんて言われていませんでした。しかし今では、個を大切にしないと、「あの会社ってブラックだよね」と言われてしまう。

    社会の変化に適応できない会社は淘汰されてしまいます。だからこそ、社会環境の変化に対応し、組織をフラット化していかなくてはならないと考えているピラミッド型組織が増えているのです。

  • 第27回『組織として学び、進化し続けるための行動(理論編)』

    チームビルディング・バイブル

     

    組織づくりと人づくりに必要な9つの要素


    【 組織を一つにするもの 】
     ●自分たちらしさ
     ●目標、ビジョン、ゴール

    【 ベースとなる組織文化 】
     ●心理的安全
     ●多様性と受け入れ合い
     ●主体性

    【 組織として学び、進化し続けるための行動 】
     ●失敗や異色な発想を受け入れる
     ●混ざり合いを起こす
     ●行動量やコミュニケーション量を増やす
     ●リフレクションを行う


    今回は、「組織として学び、進化していくための行動」についての研究をご紹介します。

     

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  • 第26回『リフレクション』

    チームビルディング・バイブル

     

    組織づくりと人づくりに必要な9つの要素


    【 組織を一つにするもの 】
     ●自分たちらしさ
     ●目標、ビジョン、ゴール

    【 ベースとなる組織文化 】
     ●心理的安全
     ●多様性と受け入れ合い
     ●主体性

    【 組織として学び、進化し続けるための行動 】
     ●失敗や異色な発想を受け入れる
     ●混ざり合いを起こす
     ●行動量やコミュニケーション量を増やす
     ●リフレクションを行う


    ――組織が学び、進化し続けるための行動の要となる「リフレクション」についてお話をうかがいます。

     

    河村 甚(以下じん)リフレクションとは、「自分たちのやっていることを、一回立ち止まって客観視して振り返り、その意味を捉えて次の行動や判断に反映させる」ことです。

    反省会のようにただ振り返るだけでなく、「そこにどのような意味があったのだろうか」「どう捉えたらいいのだろうか」ということを立ち止まって捉えます。そして、次の行動や判断に反映をさせていく。これがリフレクションです。

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