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河村甚の連載コラム

「チームビルディング・バイブル」

代表・河村に、チームビルディングの本質についてインタビューしていきます。隔週更新です。

  • 第10回『組織を一つにするもの(組織づくりと人づくりに必要なもの)』

    チームビルディング・バイブル

     

    組織づくりと人づくりに必要な9つの要素
    —————————————————–
     【 組織を一つにするもの 】
     ●自分たちらしさ
     ●目標、ビジョン、ゴール
      
     【 ベースとなる組織文化 】
      ●心理的安全性
      ●多様性と受け入れ合い
      ●主体性
     
     【 組織として学び、進化し続けるための行動 】 
      ●混ざり合いを起こす
      ●失敗や異色な発想を受け入れる
      ●行動量やコミュニケーション量を増やす
      ●リフレクションを行う
    —————————————————–

    組織づくりと人づくりに必要な9つの要素のうち、
    今回は「組織を一つにするもの」についてお話しします。

     

    ――「組織を一つにするもの」とは何ですか?

     

    河村 甚(以下じん):「組織を一つにするもの」には、2種類あります。

    一つ目は、「自分たちらしさ」です。
    自分たちらしさとは、その組織だからこその特性や、その組織の本質のことです。
    組織の真ん中にある、立ち返る軸のようなものです。

    メンバーはバラバラでもいいし、クセがあってもいいし、いろんな人がいてもいい。
    けれども、軸だけは一緒に共有していて、この軸でみんながつながっていると感じられるものが、組織には必要です。

    チームメンバーがどこにいても、どんなに離れていようとも、軸だけは共有しているという状態が、「組織が一つになっている」状態だといえます。

     

    ――もう一つの要素は?

     

    じん:組織を一つにするためのもう一つの要素は、「目標、ビジョン、ゴール」です。
    これは、組織の真ん中の軸である「自分たちらしさ」とは反対に、組織の外側にあるものです。

    実は、内側にある「自分たちらしさ」の軸だけでは行動にはつながりにくいのです。
    なぜなら、どの方向に進んでいいのかわからないからです。

    「あっちへ行こう」「こっちへ行こう」と目指す姿を共有することが大事ですし、さらにいえば、その目指す姿は、どこかから持ってきて取って付けたようなものではいけません。
    例えば、「あっちの会社が最近あんなことしてるから真似してやってみよう」だとか、「これからの時代はこういうものが流行るから、こういうものを売ってみよう」ということではダメだということです。

     

    ――目標やビジョンを掲げている組織がほとんどだと思います。
    目標を立てたり、ビジョンをつくったりするときのコツは何かありますか?

     

    じん:「目標、ビジョン、ゴール」は、「自分たちらしさ」の軸との関係性がとても重要です。

    組織を一つにするためには、真ん中の軸から生まれた目標やビジョンに向かって進んでいくことが必要です。
    自分たちの真ん中にある軸である「自分たちらしさ」を最大限素晴らしい状態で発揮したときに、どんな素晴らしい未来の姿を実現できるのかという視点で考え、「自分たちが実現するのはこういう未来だよね」というのを見つけていくということです。

    チームが進んでいる方向を明確にし共有することはよく「ベクトル合わせ」とも呼ばれ、組織に必要であることは知られていますが、
    進む方向を一つにするためには、とってつけたような目標やビジョンではなく、
    真ん中にある軸から生まれた、共通の進むべき先が大事なんです。

     

    ――最近は多様性のあるチームが増えてきています。多様な人材を抱える組織を一つにするためには、どうしたらよいのでしょうか。

     

    じん:ピラミッド型組織のようにメンバーが同質であることを求めるのではなく、
    フラット型組織のようにメンバーの個性がバラバラであることを大切にしながら、組織として一つにしようとするときに大事になるのは、
    真ん中にある軸と、目指す方向の共有です。

    「バラバラだけど、真ん中の軸は共有しているよね」
    「バラバラだけど、同じ方向を向いてるよね」
    チームメンバーがそう感じられることが重要です。

    「自分たちらしさ」という真ん中の軸と「目標、ビジョン、ゴール」という目指す先でメンバーがつながっているからこそ、組織として一つになり、チームとして機能し力を発揮することができるのです。

  • 第9回『組織づくりと人づくりに必要なもの』

    チームビルディング・バイブル

     

    ―― 前回まで「今、なぜフラット型組織が必要なのか」についてお話を伺ってきました。
    しかし、自分が所属する組織をフラット型に変えるとなると、実際には難しさを感じる方も多いようです。

     

    河村 甚(以下じん):そうですね。ピラミッド型組織をフラット型組織に変えていくのは簡単なことではありません。
    でも、その方法はとてもシンプルで当たり前のことばかりです。一つひとつを丁寧にやっていけばフラット型組織を作っていくことができます。

     

    ―― フラット型組織を作っていく方法があるのですね。

     

    じん:フラット型の組織づくり・人づくりに必要なものは、大きく分けて3つあります。

    一つは「組織を一つにするもの」。組織を束ねるものです。
    もう一つは、「ベースとなる組織文化」。その会社のベースとなるカルチャーです。
    そして「組織が学習し、進化し続けるための行動」。この3つです。

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  • 第8回『フラット型組織のハード面とソフト面』

    チームビルディング・バイブル

     

    ――今、社会環境の変化によってフラット型組織が求められ、広まりつつあるそうですね。

     

    河村 甚(以下じん):「フラット型にしよう」と興味をもつ会社が増えてきました。
    フラット型組織の特徴である柔軟な働き方は「働き方改革」でも推進されており、
    必要に駆られて導入を考える企業も多いようです。

     

    ――フラット型の組織を作るには、どうしたらよいのでしょうか。

     

    じん:フラット型を導入する際、制度作りから始める会社が多いですね。「リモートワークを導入しよう」「フレックスにしよう」等、まずはハード面から変えようとする。

    このときに重要なのは、制度などのハード面を整えるのと同時に、
    組織文化やメンバーの関係性などのソフト面を整えていくことです。

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  • 第7回『フラット型組織・ピラミッド型組織 理論編(後編)』

    チームビルディング・バイブル

    ここまでピラミッド型組織とフラット型組織についていろいろとお話してきました。

    このコラムで語っているチームビルディングは、私たちが多くの企業で成果を上げてきたチームビルディングプログラムの実践的な知見と、何十年も前から研究され続けている組織開発の分野や、経営学・心理学などの分野の調査と研究の成果に基づいています。

    ピラミッド型組織・フラット型組織に関連する理論や考え方を2回に分けてご紹介しています。今回は後編です。
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  • 第6回『フラット型組織・ピラミッド型組織 理論編(前編)』

    チームビルディング・バイブル

    ここまでピラミッド型組織とフラット型組織についていろいろとお話してきました。

    このコラムで語っているチームビルディングは、私たちが多くの企業で成果を上げてきたチームビルディングプログラムの実践的な知見と、何十年も前から研究され続けている組織開発の分野や、経営学・心理学などの分野の調査と研究の成果に基づいています。

    ピラミッド型組織、フラット型組織に関連する理論や考え方を、前編・後編に分けてご紹介します。

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